かつてのレインウエアと言えば、防水性能はバッチリでも、蒸れて内部が濡れてしまったり、着心地が快適ではなかったりと、多くの弱点を抱えていたもの。しかし、近年では安価で快適なレインウエアもかなり増えてきました。その要因は、なんといっても高機能な防水透湿素材が数多く開発されたこと。かつては考えられなかったことですが、1万円前後でも防水透湿性能を備えたアイテムが登場しており、現在のレインウエアは防水透湿素材による製品が主流と言っても過言ではありません。しかし、いくつか注意しなくてはならないポイントがあるのも事実。いくら素材が優れていても、デザインや縫製、ベンチレーションの設計が適切でないと、素材の特徴を活かしきれないこともあるのです。また、かつて主流だったPVCなどの素材にも良いところは沢山あるのです。予算や使用頻度、使用状況に応じて、自分に合った適切なアイテムをチョイスしましょう!
いまなお防水透湿素材のトップに君臨
さまざまな気象条件から身体を守り、快適に保つこと目的として開発されたゴアテックス。防水耐久性、汗を外に逃す透湿性が極めて高く、防風性も兼ね備えているのが特徴です。左はKUSHITANIゴアテックスレインスーツ。初期耐水圧45,000mm以上、透湿性20,000g/au/24hという高性能はゴアテックスならでは。
ブロス価格:¥10,773
サイズ | WM(レディース) |
素材 | (ジャケット)=表地:ドライマスターナイロン(PUコーティング・透湿加工) 裏地:ポリエステルメッシュ/反射部分:3Mリフレクター (パンツ)=表地:ナイロン(PUコーティング) 裏地:ポリエステルメッシュ/反射部分:3Mリフレクター |
RSタイチのスタンダードアイテム
RSタイチが採用する防水透湿素材ドライマスター。必要にして十分な防水性能と透湿性能をもちながらも、コストパフォーマンスの高いアイテムの素材として優れています。左のドライマスターレインスーツは、快適な着心地を実現しながらも低価格を実現した同社のスタンダード。サイズが豊富なのもうれしいポイント。
RSタイチの次世代防水透湿素材
ドライマスターに次ぐアイテムとしてRSタイチが採用した次世代防水透湿素材ドライマスターX。耐水圧20,000mm・透湿度10,000g/au/24hという高性能を誇り、耐引き裂き性に優れたリップストップ生地との相乗効果で耐久性も抜群。左のドライマスターXレインスーツはライディングを考慮したデザインで着心地も秀逸です。
ブロス価格:¥ 19,800
サイズ | XS(男女兼用) |
素材 | 表地:スーパーハイドロブリーズR3レイヤー 裏地:70デニール・ナイロン・タフタ |
アウトドア用品メーカーの実力発揮!
日本のアウトドアメーカーとして有名なmont-bellが独自に開発した防水透湿素材がスーパーハイドロブリーズです。雨を防ぐ基本性能に加え、コストパフォーマンスも抜群。着心地の良さや耐久性も追求しています。左のストームバイカーレインスーツは、数多くのライディングギアをリリースしているmont-bellのバイク専用品。