試乗インプレッション 通勤編【スズキ バーグマン200】 トピックス

試乗インプレッション 通勤編【スズキ バーグマン200】

掲載日:2017年03月13日 記事カテゴリ トピックス    

取材協力/スズキ株式会社  文・写真/ツッチー

小排気量スクーターを通勤に使う方も多いとは思いますが、片道の距離が20km近くなると、もう少し排気量に余裕が欲しくなるところ。もしやバーグマン200はそんな使い方にピッタリでは? 往復40kmの通勤ルートで三日間テストしました。

欧州での人気を追い風に、2014年に国内販売が開始されたバーグマン200。当時は250ccクラスのビクスクと比較されていましたが、バーグマン200の登場以降、排気量150~200cc前後のスクーターが数多く登場。今やスクーター界でも一大勢力を築いているカテゴリーとなっています。そんな時代の先駆ともいえるバーグマン200を、WEB編集部スタッフがリレーインプレッション。

新世代の通勤快速?
バーグマン200の実力とは

「スズキ・バーグマン200の通勤バイクとしての実力は?」そんなテーマでバイクブロスマガジンズ編集部からバーグマンを託されたツッチーと申します。僕は、東京の大動脈のひとつ、国道246号を神奈川県川崎市から東京都千代田区まで毎日通勤で走っております。

この通称「ニーヨンロク」は朝夕の渋滞が激しいことでも知られていまして、それこそ朝10時頃までは上下線ともに数多くのクルマ・バイクが入り乱れて、とても殺伐とした雰囲気であります。

というわけでバーグマン200を借り受けて、三日間通勤バイクとして使用してみました。
さすがに125ccよりは車幅があるので、停車した車列のすり抜けでは苦しい部分もありましたが、基本的には見た目以上にスリムなので、混雑した道路でも車体の大きさに起因するネガな部分はほぼありませんでした。

動力性能では文句ありませんね。特に加速性能は素晴らしく、信号ダッシュで車の流れをリードするのはワケもありません。これはかなりのアドバンテージ。通勤バイクにとって狙った車列に飛び込むには加速力がかなり重要ですからネ。

また、ハンドルの切れ角も充分なので、例えば駐車車両の追い抜きを極低速で行うような場面でも車体の取り回しは良好。しばらく乗ればすぐに前後の車幅を把握できるし、ボディで気になるような出っ張りもないので、低速クランク走行でもどこかにぶつけるかも……みたいなストレスもなし。

とまぁ通勤バイクとしては意外にも使えるバイクだと思ったのですが、不満も少し。まずはブレーキ。できることならABSをつけて欲しかった。というのも、朝夕の混雑が激しい通勤路では「ノールック」で車線変更をかましてくる自転車や四輪がすごく多いので、万が一のことを考えるとABSはあった方がいいなと。もちろん、それなしでも制動力に不満はないんですが、安心材料としては欲しいところ。あとはアイドリング時のエンジン回転数でしょうか。暖気後で大体1500回転前後なんですが、ちょうどハンドルが共振する領域のようで、信号待ちのたびに気になってしまいました。

重箱の隅をつつくような小言を並べてしまいましたが、そうした不満を抜きにしてもバーグマン200は通勤バイクとしても十分使えますね。ブン回して走っても燃費はリッター27キロくらいだし、大容量のラゲッジルームも、毎日乗ることを考えるととても使い勝手が良いですし。前述したようにエンジンには力がありますから。僕みたいに片道20km近い距離を走る方には、200ccという排気量のゆとりが大きなアドバンテージになると思います。

125ccスクーターが圧倒的に多い通勤ルートではありますが、250ccスクーターの姿もチラホラ。バーグマンの加速力は250ccのスクーター同等だと思います。

通勤ではよくある場面。バーグマン200は125ccスクーターに比べて車幅もあるはずなのですが、停車中の車列を抜けるにも特に不満はナシ。ミラーの位置も気になりませんでした。

都心部に近づくにつれ自転車も増えてくるので、とにかく気が抜けないニーヨンロク。バーグマンのハンドリングは適度に軽快なので、とっさの走行ライン変更にも不安はありません。

信号待ちでの一コマ。朝40-50分走ってアイドリングは1600回転付近。もうちょっと回転数が低くても良いのでは? 気になる燃費ですが、ガンガン回して乗っても27km/L前後。エコランすれば30km/Lは楽勝でしょう。

メーターパネルにはECOランプを搭載。時速100kmでもスロットルがパーシャル(一定)ならランプは点灯します。燃費表示は写真の「3.5L/100km」のように100km当たりの燃料使用量を示す欧州式にも切り替えられます。

通勤路唯一のお楽しみコーナー、赤坂見附のオーバーパス。ほぼ直角コーナーなのですが、バーグマンのバンク角はそこそこあるので、車体はちょっとやそっとでは接地しません。

オマケ。帰宅する際にスーパーへ寄って食材を買い込んでみました。長ネギも余裕です(笑)。エンジンの真上なので食料品の長時間積載はご法度ですが、まぁ10分程度なら大丈夫でしょう。ラゲッジルームに内張があるとさらに最高ですね。

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