通称「4D9マジェスティ」はカスタムベースの隠れた名車

掲載日:2018年06月27日 プロが造るカスタム    

取材協力/ロータス
取材・写真・文/ガスグラフィックス

通称「4D9マジェスティ」は、カスタムベースの隠れた名車の画像
ヤマハ マジェスティ(ロータス)

多様なパーツを駆使して作り出す
4D9マジェのロー&ロングスタイル

俗に「マジェ」と呼ばれる車両は、1995年に誕生した初代=4HCから始まり、その後のカスタムブームに火をともすきっかけとなった1999年以降の2代目=5GM/5SJ。そして、2007年に発売された電子制御式変速装置(YCC-AT)が装備された3代目=4D9の3種類に区別される。

4D9マジェが登場した時代は、ビッグスクーターブームはまだまだ続いていたものの、バイクメーカーがフレーム加工などのハードなカスタムをよしとしない時代の始まりでもあった。そのため、フレーム加工などを施すスタイルは、バイク業界内でもアウトローなイメージのカスタムジャンルとなっていった。

残念なことに4D9マジェはこの時代の流れと、ノーマルデザインの縦長二眼ヘッドライトの意匠が不評だったことで、カスタムベースの車両として認知されるまでには、だいぶ時間がかかったモデルとも言える。

通称「4D9マジェスティ」は、カスタムベースの隠れた名車のカスタム画像

しかし、スクーターブームがまだまだ続いていたこともあり、各パーツメーカーがエアロをはじめとする豊富なパーツを発売したことが、カスタムベースとしての4D9マジェの素性の良さを引き出すキッカケになった。

それにいち早く気づき、たくさんのオリジナルパーツの開発をはじめ、積極的に4D9マジェのハードカスタムを手掛けていたのが、埼玉のバイクショップロータスである。特に、装着するだけで雰囲気を一新してくれる各エアロパーツは、4D9マジェユーザーの救世主でもあった。この美しいホワイトに彩られた車両も、同店自慢の各製品と共に、ロングホイールベース化が施されたハードカスタムの代表作となる。

ノーマルのイメージを忘れてしまいそうになるほどデザインが変更されたフロントフェイス。独特のダクト風デザインが印象的なサイドカウルなど、その佇まいはこのベース車だけに許された特権だ。しかも、Y'S GEAR製インチアップホイールのチョイスも、この車両を知り尽くしたプロショップだからこその技なのだ。

ヤマハ マジェスティ(ロータス)の詳細写真は次のページにて

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