マグザムは派手じゃなくても存在感を演出できる格好のベース車

掲載日:2017年09月06日 プロが造るカスタム    

取材協力/ショーケース
取材・写真・文/ガスグラフィックス

マグザムは派手じゃなくても存在感を演出できる格好のベース車の画像
ヤマハ マグザム(ショーケース)

均整がとれたローダウンスタイルが
マグザムの人気の理由

2013年、東京お台場で開催されたスクーターのビッグイベント=RAGE(レイジ)Vol.3で、来場者の圧倒的な支持を集めて総合優勝したマグザムを製作したのが、今回紹介するSHOECASEだ。ソウルペイント、ワイヤーホイール、そしてスラムドというローライダースタイルを踏襲する派手な車両が注目を集めるなか、シンプルなペイント&スタイルで優勝したというこの事実に、当時は誰もが衝撃を受けたものだ。その結果、同店はマグザムをベースにしたカスタムで一躍脚光を浴び、そのスタイルを今でも守り続けている。今回紹介するマグザムも、SHOWCASEがショップのデモ車両として製作していたものを、どこにも披露することなく知る人ぞ知る、隠れた存在として噂になっていた車両である。

マグザムは派手じゃなくても存在感を演出できる格好のベース車のカスタム画像

外装の作りこみは至ってシンプル。同店オリジナルのフロントフェイスに、シンプルなデザインが印象的なGARAGE VARY製サイドカウルとリアスポイラーのみを装着。このスタイルを活かすために、エアサス着地を絶妙なバランスで実現するためのフレーム加工を施し、全体のイメージが完成。ペイントも、日産R35 GT-Rの純正色=ダークメタルグレーを採用し、ブラック&グレーのツートーンで、戦闘機のような機能美を目指した。

カスタム=派手にして目立たせる、というのはひとつのセオリーであることは間違いないが、このマグザムのようにシンプルを目指した結果、逆にそれが車両のオーラとなって現れるのだ、ということを実感させてくれる内容だった。

ショーケース マグザムの詳細写真は次のページにて

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