ヤマハ マジェスティ

王道マジェのNEXTステージは
走りを見据えた足まわりの強化！

見た目のインパクトばかりに気を取られていると、気が付いたらバイク本来のライディングが楽しめない形や仕様になっているケースは珍しくない。特にそれが顕著に表れてくる要因とも言えるのが、スクーターゆえのローダウンした車高だ。でも、そもそもスクーターもバイクなのだから、走りにこだわった一台があってもいいはず。

ここに紹介するマジェスティが目指したスタイルは、バイクを走らせるうえで大切な「走る・曲がる・止まる」を重要視。シートは潔くシングルシートに、サスには様々な調整機能を備えた高性能サスペンションを装着。さらにブレンボのマスターシリンダー＆キャリパー、他車種流用のビッグローター化、セパハンなど、走りに直結するセクションのアプローチはもはや完璧。外見が一通りカスタムしたベストバランスの状態だけに、余計に説得力があることも特徴といえるだろう。

ヤマハ マジェスティ Machine Detail Check!

デイトナ製リアショックは見た目からしてスポーティな作り。スプリングプリロードや減衰調整機能といったサスの要になるセッティングが思いのまま。走るステージに合わせて自分だけのセットアップを楽しもう。

ハンドルまわりの中心的な役割がこのセパレートハンドル。マスターシリンダーをブレンボのラジアルマスターに変更するなど、見た目はまるでスーパースポーツさながらのハイスペックパーツが組まれている。

ホイールはマグザムから流用して13インチに大径化。フロント13インチ化は決して珍しくはないが、マグザム純正流用例は珍しいはず。ビッグローター化も他車種からの流用技だ。詳細が気になる人はダンクまで。

ヤマハ マジェスティ CUSTOM MENU

●エアロ…グランツ・チョップフェイス、フロントフェンダー自作カット、キックスエクスレイテッド・サイドカウル、エタニティ・シングルシートカウル　●吸排気…トリックスター・サイレンサー、キタコ・ファンネル、キャブ自作加工　●ハンドル…サンセイレーシング・セパハン、アクティブ・トップブリッジ、スーパーバイク・グリップ、右スイッチBOXレス化　●足まわり…ノーマルスプリングカット100mmダウン（フロント）、デイトナ・フルアジャストサスペンション（150mmダウン調整）、MAXAM用フロントホイール移植、ステム加工　●ブレーキ…ブレンボ・4POTキャリパー、他車種流用フロントサポート＆ブレーキローター、ブレンボ・ラジアルマスターシリンダー、メッシュブレーキホース　●電装系…HIDヘッドライト　●その他…ドクタースダ・オリジナルシート、オールペン（外装／ミディアムシルバーメタリック、内装／コールブラック）、ブローバイ大気解放化