ヤマハ マジェスティ

掲載日:2011年08月22日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

ヤマハ マジェスティの画像
YAMAHA MAJESTY

機能とスタイリングを高次元で調和
質感あふれるビッグスクーター

初代のマジェスティが登場したのは1995年です。乗り心地、実用性、スポーティーな走りとスタイルなどが評価され、国内二輪市場にビッグスクーターのカテゴリーを確立しました。2000年にはエンジン改良と新設計ボディーの採用で第二世代のマジェスティへと進化。さらに2007年にはフレームとエンジンを一新、変速特性を選べるオートマチックトランスミッションも採用しました。

この三代目マジェスティは、従来モデルで培った基本性能の熟成を図りながら、新しい価値観をもつ次世代ビッグスクーターとして開発しました。エンジンは新設計の250cc水冷4ストローク単気筒で、排ガスのクリーン化を図るフューエルインジェクション、耐熱強度に優れるアルミ鍛造ピストン、放熱性に優れるメッキシリンダーなどを採用。

トランスミッションは電子制御式で、変速特性はハンドル右のボタン操作で3つのモードからセレクトできます。「DRIVEモード」は、軽快でスムーズな走行性と燃費を考慮しました。「ASSIST Iモード」は、低中速向けのローギヤ設定ですので、エンジンのダイレクト感を楽しめます。また、長い坂道では登坂力やエンジンブレーキの効力を引き出せます。「ASSIST IIモード」には、素早いアクセル操作で作動するインテリジェントシフトアップ機能があり、自動的にシフトアップの加速感が楽しめます。

ボディー外装はパーツが滑らかに繋がるシームレス&ローシェイプデザインです。シート高は700mmで、シート外側形状の最適化との相乗効果で優れた足着き性を確保しています。シート下の収納スペースは容量約60Lで、そのフタとなるシートは収納物の出し入れに便利なデュアルオープン式を採用しました。前シートは単独の開閉が可能で、さらに後ろ側のシートを開ければ荷室全てを見渡せます。またスマートキーシステムを採用してますので、エンジン始動時はもちろん、シートオープンの際にもキー操作は不要です。

ヤマハ マジェスティのここがポイント!
  • ● 3つの走行モードから選べるオートマチックトランスミッション
  • ● 前後に開くデュアルオープンシートと大容量収納スペース
  • ● プロジェクターヘッドランプを採用する二眼ヘッドライト

ヤマハ マジェスティのライバルはこれだ!

  • スズキ
    スカイウェイブ250タイプS

    水冷DOHC4バルブの単気筒エンジンを搭載する250ccスクーター。最高出力は19kW。シート下のトランクスペースは容量63Lで、フルフェイスヘルメットが2個収納できる。

  • ホンダ
    フォルツァZ

    電子制御式オートマチックトランスミッションを採用する250ccのビッグスクーター。マニュアル感覚で変速操作ができるS7モードなど多彩な機能が採用されている。

  • ホンダ
    フェイズ

    250ccのハイパワーエンジンを搭載した、軽量でコンパクトなスポーティースクーター。アップライトな乗車ポジションで取り回しは良く、市街地での視認性も良好。

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