ベスパ スプリント150 ABS

掲載日:2016年11月01日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山研二

ベスパ スプリント150 ABSの画像
Vespa Sprint150 ABS

コミューターとしての基本性能も向上
角型ヘッドライトのスポーティモデル

スプリント150ABSは、ベスパらしい優美なデザインのボディに角型ヘッドライトを装着した排気量150ccのスクーターです。歴代ベスパではスポーティモデルやダイナミックスなモデルに角型ヘッドライトが採用されてきましたが、このスプリントも例に漏れずアグレッシブな存在感を放つモデルです。また車体構造には、ベスパ伝統のスチールボディと片持ちフロントサスペンションを採用しています。

2016年モデルでは、快適性と扱いやすさに磨きをかけた新型のi-Getエンジンを搭載。新しいスターターモーターや新設計のトランスミッションケース、新形状のマフラーなどを採用したほか、エンジンマントの改良、燃料噴射の効率向上などが行われ、出力アップも果たしています。またフロントブレーキにはABSを、フロントのグローブボックス内にはUSB給電ポートを、メインスイッチ横には電動サドルオープナーのスイッチを装備。コミューターとしてもさらなる充実が図られています。

インストルメントパネルの上に設置された小型のスポイラーも同車ならではのアイテムです。メーターは赤い指針のスピードメーターに加え、オド、トリップ、燃料、時計などを表示する赤色の液晶ディスプレイをコンビネーション。トリップモードスイッチは右ハンドルのコントロール部に設置。また、ハンドルのコントロール部が独立したデザインとなっていますので、なんとなく往年のハンドシフトモデルを思わせる雰囲気。

車体カラーはドラゴンレッド、ミッドナイトブルー、モンテホワイトの3色をラインナップ。車両本体のメーカー希望小売価格は消費税8%込みで48万6,000円です。

なお、同車に特別色を施し、ラゲッジラックやスモークスクリーンなどの追加装備を行った限定モデル「スプリント150ABSアドベンチャー」も2016年10月下旬に発売予定。車体色はマットグリーンとマットデザートサンドの2タイプ、価格は税8%込みで52万8,000円です。

ベスパ スプリント150 ABSのここがポイント!
  • ● スポーティなイメージの角型ヘッドライト
  • ● 快適性と扱いやすさを向上したi-Getエンジン
  • ● フロントにABSを採用したブレーキシステム

ベスパ スプリント150 ABSのライバルはこれだ!

  • ベスパ
    GTS150スーパー

    クラシカルなデザインのスポーティスクーター。エンジンは空冷4ストロークの単気筒、駆動系には電子制御乾式クラッチとCVTを採用。車体サイドのSuperのデカールも印象的。

  • PGO
    ティグラ150

    台湾のバイクメーカー、PGOがリリースする150ccのハイパフォーマンススクーター。スポーティなシルエットのボディに、パワフルなVortex Coolingエンジンを搭載する。

  • ベスパ
    GTS250

    244ccエンジンを搭載したベスパのグランツーリスモ。ブレーキは前後とも220mmのディスクを採用、リアのクロームラゲッジラックも標準で装備する。価格は69万8,000円。

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