「155cc=軽2輪クラス」だからこそ広がるバイクライフの画像

「155cc=軽2輪クラス」だからこそ広がるバイクライフ

  • 取材協力/ヤマハ発動機  撮影/井上 演  取材・文/佐賀山敏行  構成/バイクブロス・マガジンズ編集部
  • 掲載日/2017年4月12日

トリシティ125の上位モデルとして登場したトリシティ155は、グレードアップした専用装備やエンジンなど数多くの魅力を持つが、そのなかのひとつとして挙げられるのが「軽2輪(250ccクラス)」だということ。高速道路などの自動車専用道路を走られるようになったことで、バイクライフの幅が大きく広がるのだ!

高速道路を使って楽々クルーズ!
余裕のパワーとコンパクトボディが作り出す新生活!

今回、インプレッションを兼ねたツーリングをおこなった。目的地としてチョイスしたのは神奈川県・宮ヶ瀬ダムで、東京都内から中央自動車道を使えば2時間ほどで行くことができる、関東エリアのツーリングスポットである。

まずは高速道路を走る。トリシティ155のパワーは必要にして十分で、不安なくクルマの流れに乗ることができた。さすがに頻繁に追い越し車線に出て......なんて乗り方は難しいが、走行車線を安全に走るには申し分なし。トリシティが持つ抜群の安定感もあって、これなら長距離ツーリングだって快適にこなしてくれそうだ。

車体がコンパクトなのもツーリングでは嬉しいポイント。道を間違えた時のUターンや道中で見つけたお店など、ビッグバイクでは臆する場面や面倒くさくなってしまうようなシチュエーションでも、まったく気兼ねすることがない。気になったポイントにガンガン行けるのは大きな魅力だ。

気になるのは維持費である。たとえば軽自動車税は原付二種が2,400円なのに対し、軽二輪は3,600円。251cc以上の小型二輪なら6,000円で、さらに車検が2年に一度ある。小型二輪に比べればトリシティ155は車検もなく、税金も比較的安く済む。それでいて高速道路を走れるメリットを考えれば、原付二種との差も「考え方次第」と言えるだろう。さらに燃費の良さも特筆すべきメリットである。

高速道路を使ってどこにでも気軽に入って行ける。さらに維持費が安いから、その分をガソリン代に回すことだって可能。そう、トリシティ155があれば、いつでもどこでも、行きたい場所へ行けるのだ。毎日の通勤から週末のツーリングまで、まさに最高のマルチコミューターと言えるだろう。

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トリシティ155なら、高速道路などの自動車専用道路を使って遠方へのツーリングもラクにこなすことができる。行動範囲がグッと広がるのは嬉しいポイントだ。また、通勤などで使う場合でも、帰りが遅くなったときには高速道路、という乗り方もできるのだ。

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エンジンはトリシティ125の排気量をただスープアップしたのではなく、新型「BLUE CORE」エンジンを搭載。ヤマハ独自の技術が詰まった水冷4ストロークSOHC4バルブ・155cc単気筒エンジンはパワフルで、高速巡航はもちろんのこと、坂道だってグイグイと登っていく。

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日常とは異なる風景を眺めたり体験できるのがツーリングの醍醐味。普段の行動範囲を飛び出して遠くへ行きたいものである。だからこそ、高速道路を使えるのは大きなアドバンテージだ。下道ツーリングを好むライダーも多いが、余裕あるエンジンパワーは下道での快適性だってアップしてくれる。

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軽二輪=250ccクラスと言いながら、車体サイズはトリシティ125譲り。コンパクトで取り回ししやすい車体は駐車場所を選ばず、ツーリングでの寄り道やUターンだって思いのままだ。気負いなく、好きなところへ気軽に乗りつけられるのは大きな魅力だ。

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低燃費性も「BLUE CORE」エンジンの特徴のひとつ。国土交通省届出定地燃費値は43.4km/L(60km/h・2名乗車時)でクラストップレベル。燃費が良いと維持費の節約になるだけでなく、航続距離も長くなって、給油の手間が少なくなるのが嬉しい。

YAMAHA TRICITY155

■エンジン型式 = 水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒
■総排気量= 155cc
■ボア×ストローク = 50.0×58.7mm
■最大出力 = 11kW(15PS)/8,000rpm
■最大トルク = 14N・m(1.4kgf・m)/6,000rpm
■トランスミッション = Vベルト式無段変速
■サイズ = 全長1,980×全幅750×全高1,210mm
■車両重量 = 165kg
■シート高 = 780mm
■ホイールベース = 1,350mm
■タンク容量 = 7.2L
■Fタイヤサイズ = 90/80-14M/C 43P
■Rタイヤサイズ = 130/70-13M/C 57P
■価格(消費税込み) = 45万3,600円

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