最新モデル試乗速報 スズキ ブルバード400

掲載日:2011年03月08日 フォトTOPICS    

取材・文・撮影/青木 タカオ  取材協力/スズキ

スズキのフラッグシップ・パフォーマンス・クルーザー「スズキ ブルバードM109R(海外モデル)」をほうふつさせるビキニカウル。

スズキのフラッグシップクルーザー「M109R」の
イメージを踏襲し、スタイリングを一新

ブルバード400がマイナーチェンジした。タンクからリアフェンダーにかけ低く流れるようなスタイリングに、スズキ製クルーザーのトップエンドモデル「M109R」(輸出用1800ccモデル)をイメージさせるビキニカウルを装着。倒立フロントフォークやアルミキャストホイールを持つ足まわり、45度水冷Vツインから車体右側に伸びる2本出しマフラー、そのフォルムは見るからに堂々と力強く、強烈な個性を放っている。

ラインナップに加わったのは2005年3月のこと。スズキの400クルーザーはイントルーダークラシック400が存在していたが、そちらはその名の示すとおりディープフェンダーやステップボード、装飾のあるサドルシートなどビンテージテイストを漂わす、いわばクルーザーの王道路線。それに対しブルバード400は、キャラクターの異なるハイパフォーマンス系路線を歩み、'05年以来2本立てのラインナップを形成している。

なお、ブルバード400発売開始当時のメーカーリリースには『ブルバード=BOULEVARDとは、英語で「大通り」を意味し、都会的で新しいコンセプトのアメリカンモデルのイメージにマッチすることから命名した。』と車名について説明されている。2001年に生産が終了した日産の名車「ブルーバード」(BLUEBIRD)と関係ないのは、言うまでもない。

後日公開の試乗インプレッションに先立ち、今回はブルバード400のディティールをフォトトピックスでお届けしよう。

フォトTOPICS(写真点数/17枚)

01独特な楕円形のメーター内には、オドメーター・ツイントリップメーター・時計・燃料計を表示する多機能液晶ディスプレイを装備。

02タンク上にインジケーターランプを集中配列。ウインカーの点灯を知らせるランプを左右の端に配置し、ニュートラルランプが中央。

03リニアなフィーリングのスロットルレスポンスと中低速での力強い加速を実現する水冷45度Vツイン。

04スラッシュカットタイプのデュアルマフラーは、パルス感の利いた心地よいサウンドを響かせる。エキパイ集合部には大型触媒を内蔵。

05タンクから流れるように続く、一体感のあるフォルムを持つシート。オプションのシングルシートカウルと交換装着が可能。

06シートからの流れを美しく見せるテールランプにはLEDを採用し、被視認性を向上。しなやかで優雅な曲線が、クールで新しい。

07クルーザーモデルでありながら、ハイパフォーマンスを発揮する倒立フロントフォークを採用。スポーツ性の高さを証明する装備だ。

0815リットルのガソリンを飲み込むフューエルタンク。車体色は「オールトグレーメタリック」を新たに追加し、「パールネブラーブラック」と2色。

09ライダー寄りにセットされたワイドハンドルのおかげで、ポジションは思いのほかコンパクト。ハザードスイッチも備えている。

10タンクキャップはもちろんキー付きで、開けるときは完全にタンクから外れるタイプ。コンソールまわりのメッキも美しい。

11リアサスペンションを隠したリジッド風のフレームワークも美しい。静粛性に優れるシャフトドライブ、リア・ドラムブレーキを採用。

12高級感のある立体エンブレム。細部まで質感の高い所有欲をくすぐる内容だ。

13リアまわり左サイドにはヘルメットフックを装備。

14前過ぎない位置にあるフォワードステップ。ミッションは6速。

15左側のサイドカバーをキーで外すと中は小物入れになっている。書類や車載工具を収納できる。

16車載工具の内容はご覧のとおり。

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