ヤマハ ビラーゴ250

掲載日:2011年11月07日 プロが造るカスタム    

写真・文/HIRO(有森弘忠)

ヤマハ ビラーゴ250

Limitless

必要最低限のワイヤー/ハーネスしか確認出来ないほどに細部に至るまでワイヤリングが丁寧に行われている。その細かい仕上げからはスキルの高さが否が応にも伺える。こだわったカラーリングにより、光量で色見が変わるところも同店ならではだ。

必要最低限のワイヤー/ハーネスしか確認出来ないほどに細部に至るまでワイヤリングが丁寧に行われている。その細かい仕上げからはスキルの高さが否が応にも伺える。こだわったカラーリングにより、光量で色見が変わるところも同店ならではだ。

動物、そして乗り物すべてに存在する骨格。これは“支え”という表現もあるが、基本的には中枢といって良いだろう。

バイクの場合は骨格(フレーム)の形状で大きくイメージが変わるし、カスタム出来る要素も異なってくる。そんな中、ビラーゴ250のフレーム骨格を見たことがある人であれば、大概は社外タンクの装着をきっと諦めることだろう。言ってしまえばこのバイクはそれぐらいイビツで大きいフレームなのだ。しかし逆に考えれば、そのフレームさえ変えてしまえばカスタムの可能性は無限大に広がるし、車体のイメージはむしろ、車種さえ分からなくなるほどに激変する。

今回ジーザスサイクルにより製作されたビラーゴは、更にリア周りをハードテイル化することで、本来のイメージの小じんまりとしたシルエットを威風堂々としたフォルムへと変貌させた。

ホイールサイズからタンクまでの全てをカスタムすることで、ベストなチョッパースタイルの黄金比に仕上げ、バランスの良さは元々こうであったかのような自然なフォルムにより見る者を錯覚させる。改めて、カスタムバイクの凄さ、そして面白みを感じると共に、カスタムという無限の可能性を目の当たりにすることが出来た一台である。

ヤマハ ビラーゴ250 Machine Detail Check!

同店所属のピンストライパーLOKETによりさりげなくもゴージャスにタンクが彩られる。オリジナルで製作したタンク形状にも注目。

同店所属のピンストライパーLOKETによりさりげなくもゴージャスにタンクが彩られる。オリジナルで製作したタンク形状にも注目。

炙っては回しを繰り返し完成したステーは見事な等間隔。その間隔を崩すと見え方がガラリと変わってしまうだけに匠の技が光る。

炙っては回しを繰り返し完成したステーは見事な等間隔。その間隔を崩すと見え方がガラリと変わってしまうだけに匠の技が光る。

ツールボックスにも見えるが全ての配線とスイッチ類をここに集約。ハンドル周りや車体をスッキリと見せることができる。

ツールボックスにも見えるが全ての配線とスイッチ類をここに集約。ハンドル周りや車体をスッキリと見せることができる。

ショップ情報

Jesus cycle

住所/〒864-0165 熊本県荒尾市樺1137-2
TEL/FAX 0968-68-5056
営業/11:00~20:00
定休日/不定

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