ヤマハ 1996年式 ドラッグスター400

掲載日:2011年06月06日 プロが造るカスタム    

写真・文/HIRO(有森弘忠)

カワサキ 1997年式 バルカン400 クラシック

超越したイマジネーションから産まれる
レーサーチョッパー

倒立フォークやセパレートハンドルを装着しながらも、純正のボディラインに近いシルエットを出すことで違和感無く仕上がっている。エンジンやフレーム、マフラーなどを黒に統一し、外装パーツをオレンジにする斬新さもファンならでは。

倒立フォークやセパレートハンドルを装着しながらも、純正のボディラインに近いシルエットを出すことで違和感無く仕上がっている。エンジンやフレーム、マフラーなどを黒に統一し、外装パーツをオレンジにする斬新さもファンならでは。

現在、数あるカスタムショップにおいては、自身の「色」を強く、そして濃く出していかなければならない時代である。かといって、その色が強すぎると浮いてしまう難しいなか、直角に曲がったマフラーやアメリカンでは珍しい倒立フォークを装着。独特のタンクやフェンダーに関しても、主張しながら出過ぎることないバランスの良い車両に製作したのがファンエンジニアリングだ。

カスタムコンセプトは、アメリカンチョッパーのインパクトを残しながらもレーシーな一台。倒立フォークやバックステップでレーシーなイメージを醸しながらも、タンク/フェンダー/マフラーでチョッパーとしてのシルエットも両立させている。

代表の曽根氏曰く「今回の製作にあたって、3Dイメージを頭で描き、実際形に起こし微調整をすることで3Dと一見響きは機械的だが、仕上がりは人間味のあるものになる」と語る。

技術力とデザイン力の双方が伴って出来上がったドラッグスター400。古都京都より現在から未来へと、国内カスタムの歴史に名を刻むショップの一つになることだろう。

KYOTO FANG ENGINEERING ドラッグスター400の詳細写真は次のページにて

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