ヤマハ 2001年式 ドラッグスター400

掲載日:2013年12月24日 プロが造るカスタム    

写真/Mitsuru Takahashi 文/アッキー加藤

ヤマハ 2001年式 ドラッグスター400

カスタム費(車両代別)50万円

流れるようなボディラインの
ロー&ロングスタイル

スティードと同じく、国産アメリカンブームの火付け役ともなったヤマハのドラッグスター。その名の通り低く、長いスタイルと、高回転型のエンジンで今なお高い評価を得ているが、車体の長さが災いしてか、ロングフォーク系などのチョッパーにはしづらいという点がある。だが、ベースとしての良さを知り抜いた上でカスタムしたのがこのマシンだ。

京都煌エンジニアリングが、すでに確立した独自のデザインセンスで生み出したこのドラッグスターは、同ショップならではの現代的なテイストで満たされている。元々のロー&ロングな車体を活かすため、まずはリアをリジッド化してローダウン。シートなども低さを強調するためなるべくシンプルで厚みのないものを選択している。またワンオフ製作されたタンクやサイドカバーなどには煌ならではの現代的なデザインが盛り込まれており、ビレットパーツこそ使われていないものの、ネオ・チョッパー系と呼ぶに相応しいスタイルだといえよう。もちろん、それはドラッグスターという素材を知り尽くした上でこそ、初めて可能となった技なのである。

スイングアームからシートレールと直線的なラインに合わせながらも絶妙なアールにこだわったというオリジナルタンク。流線型のシルエットを実現したスタイルだ。レイクしたトリプルやロングライザー+ハンドルなど細部まで計算していることがわかる。

スイングアームからシートレールと直線的なラインに合わせながらも絶妙なアールにこだわったというオリジナルタンク。流線型のシルエットを実現したスタイルだ。レイクしたトリプルやロングライザー+ハンドルなど細部まで計算していることがわかる。

素材の良さを知らずして、美しいチョッパーは生み出せない。それは、どんなバイクを使おうとも同じこと。そんなカスタムビルドの奥深さが垣間見れるのがこのマシンなのだ。

ヤマハ 2001年式 ドラッグスター400の詳細は次ページにて

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