ヤマハ XV1900A – クラシカルと新しさが融合した正統派フラッグシップクルーザー

ヤマハ XV1900Aの詳細写真

空冷4ストOHV4バルブ48度Vツイン1854ccエンジンは、油冷システムや脈動効果による吸気効率の向上を図るFIシステムを採用。空冷を強調するシリンダーフィンは切削加工が施され、OHVならではのプッシュロッドカバーにはメッキパーツを多用するなど高いクオリティが特徴だ。

右サイドにはストレートに伸びた美しい2in1マフラーを採用。集合部分に排気デバイスEXUPを配置し優れた低中速域でのトルク特性を実現している。

フロントには骨太なφ正立フォークと4ポットモノブロックキャリパーを備えるφ298mmダブルディスクを装備。キャスター角は30.5度とクルーザーとしては比較的立てられている。極太ワイヤースポークに見立てた美しい12本キャストホイールを採用。

リアにはφ320mmのシングルディスクで構成されるUBS(ユニファイドブレーキシステム)を装備。前後連動タイプとすることで強力かつ安定した制動力を実現。

スイングアーム形状にもこだわりを感じる。アルミ製ダブルクレードルフレームはアルミ材の肉厚をコントロールする独自のアルミ鋳造技術により強度・剛性バランスを最適化。2次駆動にはカーボンファイバー繊維入りのベルトドライブを採用する。

ヘッドライトは上下にLOとHIを振り分けた構造で中心の両側にはポジションランプを設置したこだわりの設計。クリアレンズのウインカーも小ぶりでクールなデザインだ。

座面の広いゆったりとしたサドル型シートは絶妙の湾曲デザインがスポーティな走りでもしっかり腰をサポートしてくれる。リアシートも実用レベルだ。

品質感あふれる溶接跡の見えないフランジレスタイプのティアドロップ型燃料タンクは、ボディに溶け込むように流れる様がモチーフ。水平基調が貫かれたデザインはサイドモールの造形にも表れている。

テールランプはLEDタイプを採用。リアウインカーは前後異形のホワイトレンズ採用フラッシャーとするなど細部にもこだわっている。

ダウンドラフト型のツインボア・フューエル・インジェクションを採用する吸気系。エア・クリーナーボックスは3.5リットルとコンパクトな容量ながら吸気効率と効果的なスペース確保の両立を実現、優れたドライバビリティと、環境性能を両立させている。フットボードにはシーソー式のチェンジペダルを採用。

「アシスト＆スリッパークラッチ」機構の採用によりクラッチレバーの操作荷重が約20％低減し、市街地走行での疲労低減や急激なエンジンブレーキ発生を抑えるなど快適性が向上した。グリップエンドの作りも凝っている。

置時計のような雰囲気の優雅なアナログ式スピードメーターをタンク上に配置。奥行きのある文字と青の発光指針により夜間は淡い白地に文字が青く照明される。左下側に回転計、右下側に燃料計を設置。

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