ハーレーダビッドソン FLD Switchback
ハーレーダビッドソン FLD Switchback

ハーレーダビッドソン FLD Switchback – ダイナファミリー期待のニューカマー

掲載日:2011年09月15日 試乗インプレ・レビュー    

ツアラーの快適性と、走る喜びを両立した
ダイナファミリー期待のニューカマー

大型のウインドシールドとサドルバッグを備え、一見ロードキングかと見間違うこの FLD スイッチバック。外観だけならツーリングファミリーのマシンといわれても自然に受け止めてしまうが、実はダイナファミリーのニューモデルである。事実、全長は2,360mmとツーリングファミリーのそれと比べると100mm近くも短い。その分、全体的にコンパクトに作られており、取り回しも良好。ツーリングで重宝するアイテムを標準装備しながら、走りは軽快で力強いダイナ。スイッチバックは、そんなコンセプトを持たされた1台だ。

そんな本車両の最大の特徴は、ウインドシールドとサドルバッグがワンタッチで脱着が可能なこと。ユーティリティの高いツアラースタイルと、スタイリッシュでスタンダードなハーレーの形を気軽にスイッチできる。その日の気分によって服を着替えるように、マシンのキャラクターを自由に変えることが可能だ。また、フロントフォークにはシングルカートリッジ式を採用。走りの面でもブラッシュアップが図られている。

ハーレーダビッドソン FLD Switchback 特徴

快適な乗り心地と、高い路面追従性を実現
シングルカートリッジ式フロントフォーク

FLD Switchback 車両写真
FLD Switchback 車両写真

大型のウインドシールドとサドルバッグを装備しているように、基本のスタイリングはツアラー。ステップもフットボードスタイルを採用するが、シフトペダルはシーソー式ではなく一般的なリターン式。そのあたりは、走りの良さがウリのダイナファミリーならではの選択だ。

搭載されるエンジンはシリーズ共通のTwin cam 96。1,584ccの排気量など主要諸元に変更はないが、最大トルクは116Nm/3,500rpmとシリーズ他車にくらべ微減。もっとも、これは体感できるほどの数値の差ではないので、決してアンダーパワーなモデルということはない。エキゾーストシステムはシリーズ中、唯一の2in1タイプを採用。エキゾーストマウントサポートに合わせ、トランスミッションケースの形状が一部変更されている。

また、フロントフォークには注目すべき新しいトライがなされている。インナーチューブ径Φ41.3mmのフロントフォークには、新たにシングルカートリッジ式を採用。これは、右側のフロントフォークにはコンベンショナルなダンパーロッド式のダンパーを、左側のフロントフォークには高性能なカートリッジ式のダンパーを装備したもの。カートリッジ式のダンパーは、伸び側/圧側のダンパーオイル流路を独立して持つため、減衰特性をそれぞれ個別に設定することが可能。より細やかなサスセッティングが実現可能となる。 …この記事の続きをバージン・ハーレーで読む

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SPECIFICATIONS - HARLEY-DAVIDSON FLD Switchback

ハーレーダビッドソン FLD Switchback 写真

価格(消費税込み) = 202万8,000円

スポーティな走りが好評なダイナファミリーに、ツーリングを強く意識したニューモデルが登場。標準装備となるウインドシールドとサドルバッグは、工具不要で簡単に脱着が可能。ツアラーとクルーザーという二つの顔を、気軽に使い分けることができるスイッチバックのコンセプトは、ハーレーからの新しい提案だ。

■サイズ = 全長2,360×全幅930×全高1,385mm
■ホイールベース = 1,595mm
■最低地上高 = 110mm
■加重時シート高 = 663mm
■ボア×ストローク = 95.3×111.1mm
■最大トルク = 116Nm/3,500rpm
■タンク容量 = 17.8L
■燃費 = 22.9km/L(ハイウェイ) 14.9km/L(市街地)
■エンジン = Twin cam 96 (インジェクション)

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