ヤマハ XV1700ATMT ロードスター ミッドナイト シルバラード

掲載日:2015年12月17日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

ヤマハ XV1700ATMT ロードスター ミッドナイト シルバラードの画像
YAMAHA XV1700ATMT Road Star Midnight Silverado

ウインドシールドやサイドトランクを装備
ロングライドを楽しむツーリングクルーザー

1,670ccの空冷Vツインエンジンを搭載するクラシックスタイルのクルーザーに、高速走行や長距離走行を快適にする大型のウインドシールド、タンデムライダーの居心地を高めるバックレスト付きのパッセンジャーシートとボードタイプのリアステップ、さらには車体同色のミッドナイトカラーに塗られたサイドトランクを装着。北米の広大な大陸を駆けるライダーから熱い支持を得てきたという、本格スタイルのツーリングクルーザーです。

シリンダーヘッドに被るように配置されたフランジレスのフューエルタンク、前後の大きなディープフェンダー、そして迫力のスタイリングを引き立てるハードタイプのサイドトランクなどは、艶やかなブラックメタリックの塗色に統一。一方、ヘッドライトやフロントフォーク、エンジン周りではクランクケースカバーやエアクリーナーカバー、マフラーなどの各パーツにクロームメッキを採用。これらのコントラストにより、車体の美しさがさらに強調されています。

エンジンは挟み角48度の空冷V型2気筒で、各シリンダーに4つのバルブと2つの点火プラグを採用。燃焼室形状の自由度を求めバルブ駆動はOHV方式としています。高回転域での慣性モーメントを減少させたエアインテーク形状、メッキシリンダー、鍛造ピストンなどの技術も投入し、最大トルクの144.2Nmを2,500回転で発生。この低速からの大トルクに加え、オーバードライブ設定の5速ミッションとベルトドライブにより、滑らかで力強い高速クルージングを実現します。またVツインらしいパルス感も、このエンジンの忘れてはいけない大きな魅力です。

車体の骨格となるダブルクレードルフレームは、剛性を確保するとともに溶接部分を見えにくいデザインにするなど外観的な品質も追求。ブレーキはフロントに298mm径のディスクとモノブロック異径4ポットキャリパーをダブルで装備。リアブレーキも、多用されることを想定して320mm径のディスクと4ポットキャリパーを投入。車格に見合った制動性能を期待することができます。

なお、このXV1700ATMTは、かつてプレストコーポレーションが逆輸入していたカナダ向けのモデルです。2007年当時の参考小売価格は、消費税5%込みで172万2,000円でした。

ヤマハ XV1700ATMT ロードスター ミッドナイト シルバラードのここがポイント!
  • ● ロングライドを有利にする大型のウインドシールド
  • ● タンデムを快適にする背もたれ付きのリアシート
  • ● 車体同色に塗られたハードタイプのサイドトランク

ヤマハ XV1700ATMT ロードスター ミッドナイト シルバラードのライバルはこれだ!

  • ハーレーダビッドソン
    ロードキング

    着脱式のウインドシールドやノスタルジックなヘッドランプ、片手で開けられるサドルバッグ、そしてクルーズコントロールも装備。古典的なスタイルとツーリングの機能を両立。

  • ホンダ
    ゴールドウイングF6B

    ショートスクリーンのフロントカウルで、爽快感を得ながらもウインドプロテクションを確保。サドルバッグやオーディオシステムも装備。エンジンは水平対向6気筒の1,832cc。

  • トライアンフ
    サンダーバードLT

    1,699ccの水冷並列2気筒を搭載するクラシッククルーザー。クイックリリーススクリーンや補助灯、バックレスト、パニアなどを標準で装備。リラックスした旅を楽しめる。

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