ヤマハ XVS1300A

スポーティな走りと重厚な外観
水冷Vツインのミドルクルーザー

積極的な走りを楽しめるパフォーマンスと、エモーショナルな外観を持ったミドルクルーザーです。エンジンはボア径100mm、ストローク83mmの2気筒で、総排気量は1,304cc。上位機種のXV1900Aなどと比較すればミドルクラスということになるのですが、それでも十分に大排気量モデルです。また、Vツインというエンジン形式や鼓動感あふれるフィーリングを守りながらも、それ以外の部分では伝統を打ち破り、本格クルーザーにふさわしい実力を追求しているところも注目です。

エンジンは水冷SOHC4バルブ方式の60度Vツインです。水冷化のほか、不快な振動を低減する1軸バランサー、電子制御のインジェクションなども採用し、古典的な空冷エンジンに比べコンパクトに、そして高出力になっています。水冷化にともなって追加された補機類は、例えばウォーターポンプはクランクケース内に納め、ラジエターはエンジン前方のダウンチューブの間に配置するなど、全体に目立たないようにしてエンジン周りを美しくまとめました。

フレームはスチール製のダブルクレードルタイプ。エンジンをリジッドマウントすることで車体の剛性バランスを最適化しています。またロングリアアームの採用によりホイールベースを1,690mmに設定。前後輪の荷重配分は48:52となり、スーパースポーツモデルに匹敵するキレの良さとクルーザーらしい落ち着いたハンドリング特性を両立しています。ブレーキはフロントにダブルディスクを、リアにシングルディスクを採用。前後ブレーキが連動して作動するユニファイドブレーキシステムも装備しています。

ボディデザインのコンセプトは「ワイルド・ストリーム・ライン」です。低いフォルムを際立たせる異型ヘッドライト、ストレッチしたフューエルタンク、ハンドルポストにマウントするアナログメーター、それにスチール製の前後フェンダーなども含め、全体でスムーズなラインを描いたスタイリングとなっています。車体カラーはブラックメタリック、車両の小売価格は税8％込みで124万2,000円です。

ヤマハ XVS1300Aのライバルはこれだ！

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  ホンダ
  VT1300CR

  ロー＆ロングな車体にディープフェンダーなどを組み合わせ、重厚でレトロなイメージに仕上げたクルーザー。エンジンは1,312ccの水冷Vツイン。税8％込みで128万5,200円から。

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  トライアンフ
  サンダーバード

  クルーザーらしいスタイル、乗り味と、優れたパフォーマンス、ハンドリングをバランス良く持ち合わせる。エンジンは1,597ccの水冷2気筒、価格は税8％込みで176万4,000円。

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  カワサキ
  VULCAN 900 CLASSIC

  ワイドハンドルや鞍型シート、太めの足回り、フットボードなどによる古風なスタイルが特徴。心地よい鼓動のエンジンは902ccの水冷Vツイン。税8％込みで89万4,240円。

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