ホンダ VT1300CX

掲載日:2011年04月20日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/青木タカオ

ホンダ VT1300CXの画像
HONDA VT1300CX

各部にクラシカルなパーツを織込んで
伝統的なスタイルを現代に蘇らせた

「人々が思わず振り返るような、最高の価値をそなえたクルーザーをつくり出したい」

という思いのもと、流麗で美しいロング&ロースタイル、ライダーの官能を揺さぶるエモーショナルな鼓動と素直な操作性、大排気量に相応しい質感のあるVツインサウンドを追求したカスタムクルーザー、それが VT1300CX です。パイプワークで構成された丸断面ダブルクレードルフレームと、車体後方寄りに搭載された水冷Vツインエンジンによって、燃料タンクとフロントシリンダーヘッドのあいだに大きな空間を作り出し、“ハイネックスタイル”と呼ばれる本場アメリカのカスタムショーさながらのフォルムを完成しました。タンクからリアフェンダーへと続くフローラインはフレームと調和されており、色気と上品さを両立。200 / 50 R18の超扁平ワイドタイヤを採用したリアビューは、スリムなフロントビューとは対照的で、シルエットの基調を成す骨格からディテールまで、隙のない完成度を誇ります。

エンジンは、力強いトルク感と小気味よいパルス感にこだわった水冷4ストロークV型2気筒の1300cc。頻繁なギアチェンジをせずとも、トルク感あふれる加速から高速道路でのクルージングまで、幅広い回転数で鼓動感が楽しめるよう5速トランスミッションをワイドレシオ化しています。迫力のある右出しの2本出しマフラーは、耳に心地よい音だけを取り出すため、内部を3室構造にして高周波を効果的に消音し、排気量にふさわしい質感のあるサウンドに味付けされました。O2センサーが精密な燃焼コントロールのためのモニタリングを行うとともに、触媒によって排ガスを軽減。国内エミッションに適合させながら、あらゆる走行シーンにおいて優れたスロットルレスポンスを実現しています。

ホンダ VT1300CXのここがポイント!
  • ● メーカーメイドとは思えぬ斬新な“ハイネックスタイル”
  • ● タンクからフェンダーまでの流れるボディーワーク
  • ● 大排気量クルーザーならではのパワフルな走り

ホンダ VT1300CXのライバルはこれだ!

  • ホンダ
    VT1300CR

    VT1300CX の登場から6ヶ月後に登場したバリエーションモデル。ラウンドグースネックフレームによってロー&ロングを追求し、同じVT1300シリーズとはいえスタイルだけでなく骨格まで大きく異なっている。

  • ホンダ
    VT1300CS

    フロント21インチタイヤに前後ショートフェンダー、そしてスポーティなハンドルとタンクオンメーターにより、ビッグクルーザーでありながら、ストリートを駆るにふさわしい先鋭的なキャラクターを際立たせている。

  • ハーレーダビッドソン
    FXCWC

    リジッドフレームを彷彿するソフテイルフレームに、1584ccの空冷Vツインエンジンを搭載。フロント19 / リア18インチホイールの足まわりで、タンデム用の座面を格納式としたシートを装着。クロームメッキパーツを多用する。

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