KYOKOさん / ヤマハ ビラーゴ250

掲載日:2013年01月17日 アメリカンガールズ    

写真・文/HIRO(有森弘忠)

KYOKO / YAMAHA VIRAGO250

モデル業と、オートレース

今回紹介するキョウコさんは、モデル業の仕事をキッカケにバイクに乗り始めたと言う。それは、いつものように撮影で出向いた先でのことである。撮影では使用しなかった演出用に用意されたバイク。なんの気なしに跨って、スロットルを捻ってみると、体中に響き渡るような振動に衝撃を受けたそうだ。そして、すぐに免許取得を決意。

バイクに関しては右も左もわからない彼女が、とりあえずと最初に選んだのはホンダのGBクラブマンだった。以後、近場の足にツーリングにと楽しんではいたものの、足つきの悪さや、バイクに合わせたファッションコーディネートの選択幅の狭さから、今回の撮影1ヶ月前にこのヴィラーゴ250に乗り換えることに。

そして、バイクが好き過ぎるあまりに、彼女のモデル業の仕事内容も変わっていった。

「今は地元福岡の飯塚オートレースのイメージガールになって、レース開催日には入賞選手のインタビューやMCなどをやってるんです。モデルの仕事なんだけどバイクの近くにいれて毎日楽しくてしょうがないんです」

これまでにも多くのガールズライダーを撮影してきたが、自分の仕事に自らバイクを組み込む女性は初めてで、当初は驚いたものだ。しかし彼女の仕事に対する情熱とバイク愛が真っ直ぐなことを知り、先の驚きは自然と薄らいでいく。

それから暫らくして、ファッション誌の撮影で一緒に仕事をしたときのことである。開口一番に、「最近バイクに乗れてないんですよ……」と、話しかけてきた彼女からは、モデルと言うよりは立派なライダーのそれだなという印象を受けた。そしてその後はサクッと撮影を終え、仕事とは関係のないバイク談義の方にたっぷりと時間が掛かってしまったのである(笑)。

ヴィラーゴを選んだポイントの、タマゴのようなエアクリーナーボックス。

ヴィラーゴを選んだポイントの、タマゴのようなエアクリーナーボックス。

小ぶりで可愛らしい純正タンクにシャープなロゴとのギャップがお気に入りだと言う。

小ぶりで可愛らしい純正タンクにシャープなロゴとのギャップがお気に入りだと言う。

ハンドルは純正のままだが乗車位置に合わせて角度を変更している。

ハンドルは純正のままだが乗車位置に合わせて角度を変更している。

彼氏が出来たら絶対に後ろに乗ってもらうと装着したタンデムバーとパッド。

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さり気なく数箇所にあしらわれたスカルがお気に入りのネックレス。

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オートレーサーのツナギに憧れて、ミリタリーアイテムのパラシュートサロペットを着用。

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ピンクのラメやポップなデザインが気に入って購入したシールド付きヘルメット。「シールドは必須でしたね! 雨なんか突然降ってきたら……(笑)」。

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彼女のイメージはバイク=ブーツで、たくさんの種類のブーツを所有している。

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