掲載日:2019年02月24日 原付漫遊記 › 松本よしえのゆるカブdays
え・文・写真/松本よしえ
冬も元気に走るカブライダーにとって末端冷え症は悩ましいもの。かくいうわたしも手足の先が凍るように冷たく、ときにはしもやけになるものだから、これまでいろいろ試してきました。お手軽なところでは靴専用カイロや、塗ると暖かくなるというクリーム、防寒効果の高い手袋や靴下などなど。
手足がヌクヌクになりたい一心で散財しましたが、個人的な感想を言えばどれも一長一短。たとえばネオプレンの手袋や靴下は蒸れてしまうし、冷えきった手足にカイロを貼っても発熱しにくいのです。靴の先端に唐辛子を入れたこともありますが、靴を脱いだ手で目を擦ったら涙が止まらなかった。
で、現在はというと、血流を妨げない程度にゆるゆるとインナーを重ね着状態。羽カブ号はグリップヒーター付きですから、手元の方は冬用グローブの下に薄い高機能な手袋(登山用)を。足先はゴアテックスの革靴に必ずウールの靴下を合わせます。
このウールの割合にはこだわって100%ウール素材を選びます。純度の高いものは靴下に湿気が残らずサラサラの履き心地なのです。わたしはモンゴルのヤクやラクダのウール100%を愛用中。お値段が手頃(ソックスを1500円内で購入)だしチクチクすることもありません。カブで出掛るときの必須アイテムとなり、今冬はしもやけにならずに済みそうです。