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女性オーナーが語る「ウラルのあるハッピーライフ」!?

  • 取材協力/Garage ELF  取材、写真、文/野岸泰之  構成/バイクブロス・マガジンズ
  • 掲載日/2019年2月13日

一見すると普通のサイドカーだが、後輪と側車が駆動する2WDというユニークな機構を持つロシア製サイドカーの『URAL(ウラル)』は、普通自動車免許で乗ることが出来るため幅広い層から注目を集めているという。バイク乗りの中にも気になる人は多いことだろう。では実際に乗っている人はどんな楽しみ方をしているのだろうか? オーナー代表として、千葉県のウラル正規代理店『ガレージエルフ』の植原侑さんに話を伺った。

立ちゴケが無く転倒の危険が低い安心できる乗り物
子供を持つママさんにもぜひ乗ってもらいたいですね

植原さんの愛車は2017年式の“ウラル ギアアップ スポーツマンパッケージ”で、ガレージエルフのデモ車も兼ねていることから様々なカスタムが加えられている。

「ウラルに乗る前はヤマハのマジェスティをベースにしたトライクに乗っていたんです。子供ができて“少し大きくなったら息子を乗せたいな”と考えた時、ウラルの方がいいな、と思って乗り換えました。トライクと違って後ろじゃなく横に乗せるので、目が届いて安心だし、話もしやすいんです」

ショップの代表であるご主人が運転し、侑さんと息子さんが側車に乗って出かけることもあるという。

「普通自動車免許で運転できるし、法律上は4人まで乗車が可能なので、子供が小さいうちは一緒に側車に乗ることもできます。家族で楽しめる新しい形の乗り物だと思うんですよ」と植原さん。

バイクに比べて安定感、安心感があるのも気に入っており、特に女性におすすめしたい、とのこと。

「最近は大型バイクを乗りこなす女性も増えていますが、やっぱり立ちゴケの恐怖や斜面でマシンを支えきれない不安などがついて回ると思うんです。ウラルならそんな心配が一切ないので女性にもおすすめ。ママさんにもどんどん乗って欲しいと思います」

それに乗る以外にももうひとつ楽しみ方があると植原さん。

「ウラルのデザインは独特で、街中はもちろん自然の中でも不思議と似合うんです。写真に撮ってSNSにアップするのも楽しいですよ」

“映えるマシン”は目立つので、話しかけられることも多いのだとか。

「ウラルに乗ることで新しい世界が広がった気がします。バイクとはまた違ったモーターライフを送れるはずですよ」とのコメントで締めくくってくれた。

ご主人によるカスタムでビンテージUSアーミースタイルへと変身

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植原侑さんの愛車には、側車に大きなサーチライトを標準で装備している(現在はオプション)。時には愛犬のシャンティちゃん(ワイマラナー・オス・2歳半)を乗せて走ることもあるという。

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カスタムポイントはアーミーハンドル、フロントフェンダープレート、Z2ミラー、ワンオフのシート、カワサキW650用のマフラー、側車シート表皮張替えなど多岐にわたる。ショップ代表であるご主人がビンテージUSアーミースタイルに仕上げたものだ。

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ツーリングはもちろん、街中のチョイ乗りも大好きだという植原さん。最近は時間ができると、フラリと1人で走りに出て、絵になる風景を探してウラルの写真を撮るのにハマッているとか。「次の目標は、愛犬と息子を側車に乗せて走ることです」とのこと。

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ウラルにはバックギアがあるが、純正はペダルで操作するため使いにくいそうで、ハンドレバーに交換してある。このパーツはアメリカのショップから取り寄せたもの。ガレージエルフでは純正アクセサリーだけでなく、世界のウラル取扱店からパーツを取り寄せてくれる。

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ハーレーのカスタムパーツで有名なクリアキンのアンプ・スピーカー一体型オーディオキットを装着している。側車のシート下にはウーハーが仕込まれており、迫力あるサウンドを楽しみながらライディングすることができるという。

Garage ELF

Garage ELF

住所/千葉県柏市北柏台1-5
電話/04-7190-5108
営業/10:30-19:00
定休/月曜(ツーリング、イベント開催日等は臨時休業)

市販のバイク(新車・中古車)をベースに、トライク(3輪バイク)に改造した車両やロシア製の2WDサイドカー『ウラル』を販売するプロショップ。各種パーツの交換やカスタマイズも手掛ける。