【ベータ RR4T 350/430試乗記事】パワー特性の違いでキャラクターは大きく異なる!

掲載日:2019年01月24日 試乗インプレ・レビュー    

取材協力/Betamotor Japan
試乗ライダー/渡辺 学 写真/長谷川徹 まとめ/小川浩康
記事提供/ガルル編集部
※この記事は『月刊ガルル vol.392』に掲載された内容を再編集したものです。

Beta X-Trainer250

Beta RR4T 350/430

エンデューロ世界選手権でクラス優勝を獲得するなど、高い戦闘力を持つベータの4ストシリーズRR4T。そのRR4T 350とRR4T 430の走りをJNCCチャンピオンの渡辺 学選手がインプレッション!

RR4T 350とRR4T 430を
まとめて乗り比べ

日本では2ストメーカーというイメージがあるベータだが、じつは4ストエンジンも自製しているのだ。そのエンデューロシリーズRR4Tは350、390、430、480がラインナップされていて、日本へは390を除く3モデルが導入される。エンジンは430をベースに開発し、ライバルとの差別化を狙って特異な排気量バリエーション展開にしているという。今回はRR4T 350とRR4T 430をテストライド。まずはベースとなる430の印象を聞いてみよう。

Beta X-Trainer250の試乗インプレッション

左がBeta RR4T 350で右がBeta RR4T 430。

「エンジンのレスポンスがいいですね。アクセルを開けた瞬間にパワーが立ち上がってきます。さらに、そこからアクセルを開けていくと、パワーも開けた分だけ出てきます。エンジン回転も急に上がらず、まさにリニアという感じです。

前後サスもエンジンパワーと合っていて、硬さは感じません。エンジン、フレーム、サスのバランスがとれていて、扱いやすいです。パワーを抑え込める体力があれば、エンデューロでは速いですよ」と、バランスのよさが、RR4Tシリーズのスタンダードな乗り味になっているようだ。では、350はどうだろうか?

Beta X-Trainer250の試乗インプレッション

写真はBeta RR4T 350、外観は一部を除きBeta RR4T 430もほぼ同じ。

「レスポンスは変わらないですね。ただ、アクセル開け始めでパワーがドンと出ず、高回転までマイルドです。だからといってパワー不足というわけではなく、むしろ初中級者が全域で乗りやすさを感じるエンジン特性にしていると思いました。それもあって最初は430より重さを感じたのですが、フロントサスを柔らかいセッティングにしたら軽快な乗り味になりました。パワーでギクシャクしにくい分、長時間のエンデューロでは疲れにくいですね」

RR4T 350/430の詳細写真は次のページにて

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