掲載日:2018年09月23日 原付漫遊記 › 松本よしえのゆるカブdays
え・文・写真/松本よしえ
カブライダーのみなさま、続く酷暑もご無事にお過ごしでしょうか。今年は中東の女性のように薄い布をすっぽり被るスタイルの人をお見かけしました。東京のビル街は砂漠のような暑さですから、肌を晒すより涼しいかもしれません。
さて、かくいうわたしも都内を走行中に命の危機を感じ、青山のホンダウエルカムプラザへ逃げ込みました。すでに終わってしまいましたが「スーパーカブと、すばらしき仲間たち」展が開催されていたのです。エアコンがバッチリ効いた館内では、いよいよ11月に発売となる60周年記念の真っ赤な「スーパーカブ110・60周年アニバーサリー」の実車や1958年製のC100が美しく飾られ、ゆっくりと眺めることができましたよ。
この展示にはカブと一緒に誕生60年となる昭和の工業製品なども展示され、時代の風を感じる工夫がされていました。第83回でご紹介したマルマンの図案スケッチブックとコラボした「図案60周年アニバーサリーカラー」モデルのスーパーカブ50(AA09)も展示されたのです。クロスカブ110・50(CC110、CC50)やスーパーカブ50(AA09)には跨ることができ、実車に触れてあれこれ比較したり、室内でよ~く冷えたカブを堪能。
ところで、午後3時に入館して冷たいアイスコーヒーを飲んだりカブを眺めていたら、あっという間に閉館(18時)。居心地がよいと時間が経つのも早いです。帰り際には案内のカウンターでカタログを頂戴しました。「スーパーカブ60周年アニバーサリー」のカタログは紙面を広げると、1966年にアメリカで販売されたスーパーカブの輸出モデル(CA100)のキャンペーン用ポスターが再現されていて素敵ですよ。