タイヤ選びの参考に!
ビッグバイク~アドベンチャーモデル用タイヤ試乗インプレッション
掲載日/2018年9月25日
文/青木タカオ  構成/バイクブロス・マガジンズ

ビッグバイクから人気のアドベンチャーモデル向けのタイヤ試乗インプレッションを一気ご紹介

さまざまなパーツで構成されるバイクのなかで、路面と唯一接地するパートがタイヤだ。「車両を支える」「駆動力、制動力を伝える」「方向を転換・維持する」「路面からの衝撃を和らげる」という欠かすことのできない4つの基本機能を持ち、ハンドリングを決定づけ、バイクの直進安定性、旋回性、乗り心地に大きく関わる。

タイヤメーカーは日々の開発と研究をいとわず、オンロードもオフロードもあらゆるセグメントに次々と新製品を登場させ、用途やユーザーの好みに合わせ多種多様なタイヤをリリースし続けている。我々ライダーとしては、一体どんなタイヤを選べばいいのかわからないのが本音かもしれない。

そこでメーカーの開発の狙いを簡潔にまとめつつ、その走行インプレッションをここにまとめた。今回はビッグバイク~アドベンチャーモデル用にカテゴリーを絞った。ストリートでもサーキットでも真価を発揮するダンロップ・スポーツマックスα-14ではサーキット編とストリート編を分け、公道とサーキットの想定走行比率を85%対15%に設定したミシュランPOWE RSは、ふたりのプロテストライダーがインプレッションを執筆し、それぞれに読み応えがある。

いずれもタイヤショップで引っ張りダコの人気モデルたち。気になる製品の試乗記を参考にしていただき、次に履くタイヤを選んでいただければこんなに嬉しいことはない。

  • コンチネンタルモーターサイクルタイヤ TKC 70
    コンチネンタルモーターサイクルタイヤ TKC 70
    魅了する「GSワールド・拡張アプリ」ぶり!
    ロードからフラットダートまでカバーする『TrailAttack2』と、ダートライダーの定番『TKC80』の良いとこどりの『TKC70』を試乗インプレ。オンロードでの快適なハンドリグや乗り心地、少ないロードノイズ、ロングライフとダートの走破性が高いレベルでバランスしていた。

  • コンチネンタルモーターサイクルタイヤ ContiSportAttack3
    コンチネンタルモーターサイクルタイヤ ContiSportAttack3
    新感覚スーパースポーツタイヤが此処に誕生
    一般的なユーザーにとって、路面状況に左右されることなく高いグリップを得られるというのは安全面に於いても重要となってくる。それでいながらハンドリングやライフをスポイルしない新しいスポーツタイヤがコンチネンタルから登場した。

  • ダンロップ SPORTMAX Roadsport 2
    ダンロップ SPORTMAX Roadsport 2
    新手法と素材でしっかり進化
    ダンロップのプレミアムスポーツラジアル『スポーツマックス ロードスポーツ2』。ビッグネイキッドからミディアムスポーツ、そしてスポーツツアラーなど多くのモデルが採用するど真ん中サイズである120/70 ZR17、180/55ZR17を、BMWモトラッド製ネイキッド、R1200Rに履いてテストに出かけた。

  • ブリヂストン BATTLAX ADVENTURE A41
    ブリヂストン BATTLAX ADVENTURE A41
    卓越したコーナリング性能を持つ全方位型アドベンチャータイヤ
    昨今のアドベンチャーモデルは、現実的な使用状況を見据え、オンロード指向を強めたものとなっている。ブリヂストンもそうした指向に合わせた『バトラックス アドベンチャー A41』をリリース。それはロングツーリングに伴なう厳しい状況変化に対応しつつ、コーナリングをオンロードスポーツのように楽しめるスポーツ性を兼ね備えていた。

  • ミシュラン ANAKEE WILD
    ミシュラン ANAKEE WILD
    ダートにも高速走行にも強い全路面対応タイヤ
    ラジアルテクノロジーをブロックタイヤで初採用するとともに、革新的なトレッドパターンでオンロードでの安定性と快適性はそのまま、オフロード性能も高めた『アナーキーワイルド』。ダートへの高速道路移動を含めた行き帰りを快適に走り、オフロードエリアではアグレシッブなライディングが楽しめた。

  • ミシュラン ROAD 5
    ミシュラン ROAD 5
    基礎体力を底上げしつつ運動性能に磨きをかけた!
    2002年の発売以来、スポーツツーリングタイヤ市場で絶大な支持を集めてきた、ミシュランのパイロットロードシリーズ。その最新作として2018年から販売が始まる『ロード5』は、日常域での扱いやすさや耐摩耗性を重視しながらも、予想以上のスポーツライディングが楽しめるタイヤだった。

  • ミシュラン POWER RS(ストリート編)
    ミシュラン POWER RS
    応答性の良さと温度レンジの広いグリップ【ストリート試乗インプレ編】
    サーキット15%、公道85%というシチュエーションを狙ったドライグリップ優先のスポーツタイヤ、MICHELIN POWER RS。だが、そのイメージとは逆に、公道や低温時の乗りやすさに驚かされることに。これが新世代ミシュランの実力だ!

  • ミシュラン POWER RS(サーキット編)
    ミシュラン POWER RS
    公道でもサーキットでもその走りは最高水準【サーキット試乗インプレ編】
    ミシュランの『POWER RS』の試乗インプレッションをお届け。サーキットにおいてレーシングタイヤを思わせる走りっぷりを見せ付けられる一方で、公道では扱いやすさに驚かされることになった。

  • ダンロップ SPORTMAX α-14(ストリート編)
    ダンロップ SPORTMAX α-14
    ストリートでもサーキットでも真価を発揮【ストリート試乗インプレ編】
    ダンロップの最新ハイグリップタイヤ『スポーツマックスα14』。サーキット走行でも頼もしいポテンシャルを見せてくれるα14は、ストリートではどんな印象なのだろう。公道での試乗レポートをお届けする。

  • ダンロップ SPORTMAX α-14(サーキット編)
    ダンロップ SPORTMAX α-14
    ストリートでもサーキットでも真価を発揮【サーキット試乗インプレ編】
    ダンロップ最新のハイグリップタイヤ『スポーツマックスα14』。α13から大きく進化を遂げたα14はスポーツ派のライダーにとっては気になるタイヤだろう。筑波サーキット「コース2000」での試乗会の模様をレポート。