PC不要のFIコントローラーで セッティング変更をスピーディに

1978年にデビューし、今もなおラインナップに生き続けるヤマハのSR400。2010年に燃料供給方式がキャブから燃料噴射（FI ）に変更されて以降、各ショップがFIチューニングに注力しており、例えばXT660からスロットルボディを移植するなど、新たな手法が次々と生み出され、定番化している。

ここに紹介するのは、オーヴァーレーシングのビッグスロットルボディキットだ。スタンダードのボア径φ34mmに対し、φ46mmという大口径のスロットルボディを採用。ポイントは同梱の専用FIコントローラーで、何と500rpmごとの燃料の増減をPCに接続せずにできるという優れものだ。スロットルを戻したときの燃料も増減できるというから、エンブレ特性も自在にコントロールできるだろう。

マフラー交換の次なるステップとして、新たな定番商品となりそうなこのキット。K&N製のフィルターも同梱されており、エンジン特性の変更だけでなく、独特の吸気音も存分に味わってほしい。

[ SPECIFICATIONS ]

• メーカー／オーヴァーレーシングプロジェクツ
• 製品名／SR400（FI）用BIGスロットルボディキット
• キット内容／φ46mmスロットルボディ、専用FIコントローラー、専用インシュレーター、K&N製エアフィルター
• 適合車種／SR400（FI ）
• 価格／16万2,000円

[ DETAILS ]

スロットルボディのボア径はスタンダードのφ34mmに対して、このキットはφ46mmを採用。バルブはバタフライタイプで動作良好

霧化特性に優れた4ホール式のインジェクター。インシュレーターはアルミ削り出しで、スロットルボディを確実にマウントする

同梱されるパワーフィルターは信頼のK&N製だ。専用洗浄剤で洗うことでことで繰り返し使える

オーヴァーオリジナルのFIコントローラーは手の平サイズ。この本体だけで燃料を500rpmごとに増減できるので、PCは不要なのだ

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