アゲイン CB400Four(ホンダ CB400Four)

掲載日:2016年12月12日 プロが造るカスタム    

取材協力/アゲイン

記事提供/ロードライダー編集部

※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2015』に掲載された内容を再編集したものです

アゲイン CB400Four(ホンダ CB400Four)のカスタム画像
AGAIN CB400Four(HONDA CB400Four)

往年のスタイルに
利便性と性能をプラス

1970年代当時、並列4気筒モデルを中心に始まったカフェレーサーブームは、1980年代に入り、シングルモデルへと波及していった。元々海外発の流行であったカフェスタイルが、日本国内でシングルへと軸足を移していったのは、シングル・カフェ=ファッショナブル(ハイセンス)という風潮も影響していたかもしれない。1980年代初頭、シングル・カフェに乗っていたのは、いわゆる横文字職業の人が多かったのだ。

一方、今並列4気筒ベースでカフェレーサーを作る場合、圧倒的に多いのが、往年のオリジナルパーツ、当時のスタイルそのままに組み上げられた、いわゆる『当時風』改。それはそれで楽しみがいろいろあるのだが、レアパーツをふんだんに装着した車両は、手軽に街乗りに使うというような用途にはやや合わないと感じる人もいるだろう。このあたりのさじ加減が、なかなか難しいのだ。

アゲイン CB400Four(ホンダ CB400Four)のカスタム画像

ベースは1975年式。カスタムペイントで仕上げ(店名ロゴも当時風)でイメージ一新。外装変更にともないアッパーカウルステー、シートレールなどワンオフ製作されている

アゲインの製作したこのヨンフォア改は、そんな人にまさにうってつけの内容を持った1台と言える。何しろロケットタイプのフルカウル、シングルタイプのシートカウルといった外装はそのままに、足まわりにCB400SFなど、ホンダ高年式車のパーツを流用しているからだ。

これらの換装により前後タイヤは17インチラジアルを履くことができ、ブレーキまわりなどのアップグレードも比較的容易に行うことができる。ショートタイプの直管マフラーも、素材はチタンだったりする。

こうした足まわりにふさわしく、エンジンにもきっちりと手が入る。ここでも同店製パーツが数多く使われていて、ST-2カム、クロスミッションなど、かなり魅力的な内容だ。この手法、今後もっと注目されてもいいと思うのだが、どうだろうか。

アゲイン CB400Fourの詳細写真は次のページにて

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