ヤマハ NMAX

掲載日:2016年07月05日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

ヤマハ エヌマックスの画像
YAMAHA NMAX

BLUE COREエンジンを国内モデル初採用
スタイリングはMAXシリーズのDNAを継承

グローバル・プレステイジ・シティコミューターをコンセプトに、2016年3月に国内向けに発売となったのが、このNMAXです。ヤマハでは国内または輸出モデルとしてTMAXやXMAXを展開していますが、そんなMAXシリーズのスタイルと走りの楽しさを原付二種クラスに展開。パワーユニットには国内モデル初投入となるBLUE COREエンジンを搭載、新設計のフレームや前後13インチのタイヤ、標準装備のABSなどを採用しました。

BLUE COREとは、高効率燃焼、高い冷却性、ロス低減の3点にフォーカスして性能実現を図ろうという設計思想。NMAXのエンジンは、このBLUE CORE思想に基づいて開発し、走りの楽しさと燃費・環境性能の両立を高次元で具現化しました。例えば、低中速側と6,000rpm以上で吸気バルブの作動を切り替える可変バルブ機構は、燃焼効率を高めトルク特性と燃費、高速域の心地良い加速感を作り出します。ほかにも放熱性に優れたダイアジルシリンダーやロス馬力を低減するオフセットシリンダー、ローラーロッカーアームの採用など、エンジン各部にその考えが込められています。

フレームは優れたねじり剛性を持ち、スポーティな走りを支えます。エンジンマウントはリンク式とし、ダイレクトなコントロール性と低振動をバランスさせています。タイヤは前後とも13インチ径を採用、前後のディスクブレーキにはABSを装備。車体はコンパクトですが、ライディングポジションは窮屈感を受けづらい設計です。またインストルメントには、白色バックライトで視認性を良くした液晶マルチファンクションメーターを採用。

スタイリングは、ブーメランをモチーフとしたフロントマスクが特徴です。これはMAXシリーズを象徴するデザインでもあり、凝縮感を持ったボディとのコンビネーションでバランスを整えています。二眼のヘッドライトは、ハイビーム時に中央ビームが追加されて3灯となります。テールには、帯状に光るLEDストップランプを採用。シート下のトランクは容量約24L、フロントには500mlペットボトルが入るポケットもあります。

ヤマハ NMAX のここがポイント!
  • ● 可変バルブ機構を採用したBLUE COREエンジンを搭載
  • ● ブーメランモチーフのMAXシリーズらしいフロントフェイス
  • ● コンパクトな車体ながら窮屈感のない乗車ポジション

ヤマハ エヌマックスのライバルはこれだ!

  • ホンダ
    PCX

    アイドリングストップ機構を備えたスタイリッシュスクーター。LEDのヘッドライトとラインビームポジションランプを採用。タイヤ径は前後ともに14インチ、燃費も良好。

  • SYM
    ジョイマックス125i スポルト

    ジョイマックス125iをベースに、ショートスクリーンや専用シートを採用し、スポルト専用のハイパワーエンジンを搭載したスポーツタイプ。ABS装着モデルもあり。

  • キムコ
    K-XCT 125i

    スタイリッシュな車体に水冷のハイパワーエンジンを搭載したアーバンスポーツモデル。最高出力は10.6kW/9,000rpm、ホイール径はフロントは14インチ、リアが13インチ。

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