バイクブロス編集部員の徒然なるひとり言
更新日: 2018年1月15日 11:16:49 カテゴリー:

アラジン・ブルーフレームのメンテナンス

by: tsuchiyama (投稿数: 39)

バイクに乗るのはもちろん、ガレージがない人にとってはバイクいじりもしんどい季節がやってきましたね。

最近は、冬にバイクいじりする時はこんな感じでやってます。なんとなくガレージのように見えますが、ここは自宅である賃貸物件の駐輪場で屋根やちょっとした壁はあるものの、れっきとした屋外空間のためむっちゃくちゃ寒んですよ……。
でも、このアラジン(Aladdin)のストーブがやってきてからは、ずいぶんと快適になりました。今日はそんなアラジンストーブのメンテのお話。
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※読者の方からバイクとストーブの距離が近い、というご指摘がありましたので補足しておきます。写真はメインハーネス引き直しの作業中でして、ガソリンタンクは外して遠い所に置いてあります。また、念のためにキャブのフロートチャンバーからもガソリンは抜いてあります。ストーブを使う時は、ガソリンはもちろんパーツクリーナーなどのスプレー缶はストーブのすぐ近くに置かないようにしましょう〜。実は知り合いにもこのパターンで火事になりかけた友人が複数いまして(怖っ)……。ストーブを使う時はかなり気を使っております。

ここ10年くらいでしょうか、なんとなくアラジンストーブが流行ってるような感じがあります。知り合いの旧車乗りでも愛用している人が多くて、中にはわざわざビンテージ品を探し出してレストアする人もいたりしますし、カフェとか自宅でレトロなアラジンストーブを置いてる人も多いようで。たとえば、インスタなんかで #アラジンストーブ と検索すると「アラジンストーブでおしゃれ生活してまーす」みたいな写真がいっぱい出てきます(笑)。

ま、最初の写真を見てもらうと分かるように、僕はそういうのにまったく興味ないんですが、ひょんなことからブルーフレームユーザーとなりました。
3年前、先輩が引っ越しをするからという理由で1シーズンしか使用していないアラジンのブルーフレームをくれたんですよ!もちろん程度は極上。初めて火を入れた時には感動しましたね。これがブルーフレームなのかと。そして当然ながらあったかい。

ただ、メンテもせずにそのまま1シーズン使ったせいか綺麗なブルーフレームが出なくなってしまいました。ということで今年のはじめに純正の芯を購入してメンテにチャレンジ。

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スマホの写真なんで写真の縦・横がごちゃまぜですいません。
これがブルーフレーム用の替え芯。1600円くらいだったかな。あ、僕のブルーフレームは見た目は古そうですが「BF3902」という00年代製造の現行品で、「39」とか「39型」とか「39シリーズ」などと呼ばれているモデル。この39型の替え芯は「16LP」という品番になります。

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メンテ用具一式。色々ググると、美しいブルーフレームを実現するためには、火が回るお釜?周辺の掃除も重要だと分かったので、スス落とし用のブラシやら焦げ落とし用のドライバーも用意。パーツクリーナーはお釜の掃除用にと思ったんですが、点火で大爆発したら怖いので、結局使わず。20171215_RYT004

外したお釜と、新品の替え芯。芯の右上、白い綿部分が燃料タンクに浸る部分で、左下のピンク色の部分が実際に火が回る部分です。白い綿の部分が灯油に触れると毛細管現象で灯油が上昇、そこで点火して燃やすという極めて単純な構造です。ストーブの構造なんていままでこれっぽっちも興味ありませんでしたが、バラすと色々勉強になりますねぇ。

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ま、そんなこんなでちゃちゃっと清掃&組み込みやって早速着火。
以前に比べたらずいぶん綺麗なブルーフレームになりました。(ちょっと炎出し過ぎですけど)
遠赤外線ヒーターの熱源を見てもこれっぽっちもホッコリしませんが、こういう炎を見るとなんだか落ち着きますよね。
このレトロなストーブがいまだに人気があるのも納得です。

ただ、せっかくメンテしたのに今年は灯油を買いに行くのが面倒でまだ使ってません(笑)。
でもさすがにしんどくなってきたので、そろそろアラジンのお世話になろうと思います。
ではまた。