バイクブロス編集部員の徒然なるひとり言
更新日: 2017年7月11日 20:03:31 カテゴリー:

懐かしのB.O.T.T.レーサーと現代の旧車レーサー

by: tsuchiyama (投稿数: 39)

20170712-RT001○AMS FUJII製作のBOTTレーサー。2バルブ系レーサーの究極と言っても良いかも。

いまでもファンの多いOHV 2バルブ時代のボクサーエンジン。
R80やR100系など、何度か試乗したことがありますが、ゆっくり流してもそれなりのペースで走ってもとても味わいのあるフィーリングで、なぜこのエンジンが長年愛されているのかが分かる気がしました。今となっては癒し系とも捉えられている2バルブ車ですが、古くからOHV 2バルブ車でレースに挑むコンストラクターがいることも事実。写真のレーサーはかつてAMS FUJIIが手掛けたR100系のレーサーです。80年代末~90年代初頭にかけて日本で行われていた2気筒車のレース「B.O.T.T.(Battle of The Twin)」で活躍し、その後本場アメリカのB.O.T.T.にも出場したというマシン。

ちなみに3月に発売したBMW BIKES 78号では、AMS FUJIIを取材。当時の話も少し載ってますので、興味のある方はこちらのページをご覧ください。

20170712-RT002○誌面では使わなかったAMS FUJIIレーサーの走行写真。カッコイイ!

そうそう、いまでも古い車両にこだわってレースに打ち込むアツい人々がいます。MCFAJが主催しているクラブマンロードレースというシリーズ戦の中に旧車クラスがいくつもあるんですね。そこには少ないですがBMWも走ってますし、グッツィやトラ、ハーレーなんかもいます。市販車改もいれば当時のレーサーもいたりするので、旧車ファンなら一度は見ておきたいレースだと思いますよ。せっかくなので、春の筑波で撮影した写真もいくつかお見せします。

20170712-RT003○中嶋志朗さん主宰、46WorksのR75/6レーサー。ライダーは中嶋さん。

20170712-RT005○GUZZIのV7 Sport。こちらも46Works製作のマシンです。

20170712-RT004○Rob NorthフレームのTriumph Trident。エンジンは3気筒です。

20170712-RT006○ハーレーが集うAVCCカテゴリのレースで見かけたスゴイ1台。エントリーリストによるとベース車は72年式XR750とのことですが、ヘッドに装着されたHOT-DOCK製のRCロッカーカバーや、独創的なデザインの外装パーツが異様なオーラを放っています。チームLSR+HOT-DOCKのマシン。

ちょっと長くなってしまいましたが、今後はこういうンデーレースの写真も載せていこうと思いますので、お楽しみに。
ではまた~。