たまには記事制作のウラの方のお話でも……
Photo / Naoyuki SHIBATA, Rider / Tomoya ISHIBASHI
先日公開されたヨシムラのマフラーを紹介する特集記事なんですが、この撮影では当然のことながらマフラーが写っていないといけないのです。つまり、登場車両4台すべて、車体の右側からしか狙えないという縛りの中で、如何に同じような写真にならずカッコよく見せるかがキモでした。
最初の写真はあえなくボツとなったヤマハYZF-R25の真横気味の並走カット。背景の緑もキレイだしマフラーのエンブレムもばっちりキテますね。
でもボツです。
記事の中ではホンダCBR250RRからの流れで「攻めてる感じ」の走りをチョイスしました。
Photo / Naoyuki SHIBATA, Rider / Tomoya ISHIBASHI
こちらはスズキGSX250Rの走行カット。マフラーもよく見えるし、車体側面やや後ろから撮るのがマフラー撮影のセオリーなので、これは大正解です。
でもボツ。
採用した写真は背景の建物と逆光に照らされてアスファルトに落ちるタイヤの影がキリリとして、海面に反射する眩しいほどの光がとてもナイス。もちろんマフラーもバキッとキテます。
Photo / Naoyuki SHIBATA, Rider / Tomoya ISHIBASHI
写真のバリエーションが必要なので、こんな雰囲気のあるシーンも撮りました。チタンブルーのカバーがアンバー色を放ち艶っぽくていい感じ。背後にあるレンガの外壁を照らす灯りとのバランスもいいと思います。
でもボツ。
その理由は、この後に撮った車両単体の写真の方が、異様にカッコよかったから……
という感じで、記事制作に関する取材や撮影にはいろいろな思いがあってなんとかカタチにしています。その過程はほかにもありますが、今回は撮影のお話でした。それを踏まえて是非この記事をご覧くださいませ。