モトメンテナンス編集部ブログ-バイクのことならバイクブロス

post : 2009年08月31日  comments (0)

なおも続く表面研磨技術のご紹介。
モトメンテ85号の「チューニングとカスタムのスペシャルテクニック」で
紹介した静岡県磐田市の「ミュウテック」のVSBの詳細は、
もうモトメンテ本誌でご覧いただきましたか? このブログでも
2度に渡って軽く理屈を紹介したのでもうしませんが、
各方面での反響、あるいは評判も上々のようです。

というわけで、誌面では1色展開だったので、ここで天然色でもう一度ご覧いただきましょう。今回はアルミ鋳物製のウインカーボディの磨き実践です。
サンプルに用いたのは、40年ほど昔のスズキAS90用ウインカーです。
当然といえば当然ですが、表面は酸化被膜に覆われてケッコー汚れています。
クロームメッキ仕上げでないのが救いではありますが(再メッキ仕上げの場合、古いメッキを剥離すると下地が荒れ荒れのことが多くて、ユズ肌になりやすいようです)
手磨きだと表面の丸みが損なわれることが多かったりする、難しい作業です。

磨き前はこんな感じです。

それがVSBにかかると、ツルンとした丸みはそのままで、見事な輝きがよみがっています。本来の輝きを知らない私にとっては、初めて見る輝きです。


単品で比較してみましょう。



VSBの大きな特徴のひとつに、ワークの表面を削りすぎないということがあります。
だからワークの形状が変わりづらい、シャープなエッジも崩れづらいのですが、
一方で腐食が進んだ部分に対しては、研磨効率が上がらない弱点もあります。
そこでミュウテックでは、素材に応じてVSB前の研磨を行っています。
今回のウインカーボディも、VSB前に麻バフにてざっと表面を削っています。

このように。

とはいえそれだけで磨き上げるわけではなく、腐食による表面の凹凸をならすだけで
磨き上げはVSBで行っているため、形状が変わってしまうことはないのです。

バフ研磨の後は、水車の羽根のようにジグに取り付けて、VSBのモーター軸にセット。あとは自動で研磨作業が進みます。


このウインカーボディの研磨料金は1個2000円?。
丸いものを丸く仕上げる難しさを知るサンメカにとっては、魅力的なんじゃないでしょうか。

そんなVSBを開発、運用するミュウテックのHPはこちらです。

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