モトメンテナンス編集部ブログ-バイクのことならバイクブロス

post : 2009年08月31日  comments (4)

いろいろと種類豊富なシンクロメーター



もはや絶滅危惧種の2ストモデル。
年々、補修部品の調達が大変になってきていますが、
どんなモデルでも愛車は調子良く走らせたいものですよね。
そんな2ストモデル、特に、多気筒エンジンのキャブレター調整時に
威力を発揮するのが「シンクロメーター」です。

単気筒モデルの場合は、アイドリングをキープした状態でエアスクリューもしくは
パイロットスクリューを調整することで、
力強くアイドリングする箇所=もっともアイドリング時のエンジン回転が
高まる箇所を探し出し、その後、アイドリング回転数を調整するのが一般的な作業手順。
一方、多気筒=マルチエンジンの場合は、すべての気筒を同じような
吸入状態にバランスさせことが、好調エンジンへの第一歩になるのはご想像の通り。
この「バランス」という言葉には2つの意味があり、そのひとつがアイドリング時の
吸入状態を各気筒で同一にするというもので、もうひとつは、スロットル操作時に
すべての気筒が同じように回転上昇するように、スロットルワイヤーの作動状況を
バランスさせるということだ。

そんなバランス調整の際に、あると便利なのが…………

「シンクロメーター」だ。

4ストマルチエンジンの場合は、4連バキュームゲージ等を接続することで
4気筒エンジンでも容易に同調調整が可能になりますが、2ストエンジンの場合は
4ストエンジンと比べて吸入負圧が安定しないため、
このように「吸入エア流量」を測定するシンクロメーターがあると、
マルチキャブレターの同調調整が実施しやすくなるのだ。


↑↑スペース的に苦しいときは水道管のエルボを使えます。
キャブの吸い口にメーターが合わないときは、イスの足ゴムを改造するとイイ感じです!!↑↑


絶版旧車の「メーカー純正サービスマニュアル」を見ると、このような機器を利用した
キャブ調整手順の記述が無く、マフラーの排気口にてのひらを当て、
てのひらに感じる「排気圧の違いでスロットルストップスクリューを調整する」
とありますが、正直言って、これって相当難しいですよね……。

しかし、ここに紹介するようなシンクロメーターがあれば
(同タイプのシンクロメーターは工具ショップのファクトリーギアにて取り扱っているようです)
かなり高精度な調整が可能になり、調整後の安定感もバツグン!! 
僕はマッハやヤマハツインのメンテナンス時に、このシンクロメーターを
頻繁に使っていますが、使うたびにそのアリガタサを実感しています。

このシンクロメーターによる調整後に、ワイヤーの遊び調整を実践することで、
2ストマルチエンジンは、スロットルレスポンスが気持ち良くシャープになります!!
新旧2ストを問わず、スロットルワイヤーがセパレートになったキャブレターの場合は、
このシンクロメーターによる調整とワイヤー調整によってコンディションが
想像以上に変わりますので、是非ともお試しいただければと思います。
2気筒エンジンやスクエア4エンジンのレーサーレプリカモデルでも同様です。

ちなみにワイヤーの遊び調整時に僕は、折った金ノコの端や
アイスの棒(平らなやつ)を使ってますが、これもなかなかイケてますよ?!!

コメント一覧

makosamanyannyanさん

09月07日(Mon)

22時57分

自分もFG豊橋店で買いました?♪早速4ストマルチで使用してみました。このバイクは以前バキュームゲージでピッタシ4発とも揃えてあるのでシンクロメーターとの違いも見たかったので・・・(笑)結果は購入して良かったです。吸気ポートに負圧の差込があって、キャブを一旦取り外さないとホースが差し込めないタイプのバイクにはシンクロメーターのが使い易いです。2ストのNSR250Rにも使ってみます。でも・・・NSRのインシュレーターには負圧の差込があるのですがバキュームゲージを使えってことなのかな?

たぐちさん

09月09日(Wed)

07時22分

本誌企画で紹介したメンテ用特殊工具のようなものでも興味を持って下さり、さらには商品としてラインナップ!! といったファクトリーギアさんの積極性には編集スタッフも大感激です?♪ FG WEBに紹介されていないようなツールでも、実は店舗に数多くラインナップされている例も数多くありますので、定期的なショップ巡りは必須ですね。NSRでバキュームゲージを試したら、是非ご報告よろしくお願い致します?

makosamanyannyanさん

09月26日(Sat)

20時49分

お待たせしました。本日バキュームゲージのアダプターが手に入ったので早速NSRで同調を取ってみました♪(訂正ですが前のコメントでインシュレーターに負圧の差込があるとかいてましたが、NSRはキャブ本体にあります)まずはシンクロメーターで作業する場合キャブ本体に完全に密着できるアダプターが必要です。(最初は左右で1・3kg/hも違った!!(泣))あとバキュームゲージで2スト車を初めて同調を取ってみましたが4スト車と何ら変わりません。・・・しかしNSRは市販のバキュームゲージのアダプターが長すぎて使えない為、頭をチーンして(ヒラメイタ♪(笑))VFR400のブーストジョイントを取り寄せまして使いました。・・・結論は、キャブ本体に負圧取出しが付いているエンジンはキャブをレース用等に変えてしまうとシンクロメーターでしか同調が取れなくなってしまうの?(もしくはインシュレーター等に負圧の取り出しを取り付けるか?)まあ、自分は両方を臨機応変に(有事即応の体制で!(笑))使っていきます?

たぐちさん

09月26日(Sat)

22時50分

リポートありがとうございました。いろいろヒントになります!!


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