モトメンテナンス編集部ブログ-バイクのことならバイクブロス

post : 2009年08月27日  comments (0)

前回に続き、モトメンテ85号の「チューニングとカスタムのスペシャルテクニック」で
紹介した静岡県磐田市の「ミュウテック」のVSBの威力をご覧いただきましょう。
研磨するワークを研磨剤の水槽に押しつけつつ回転させるVSBは、
大きくとらえればバレル研磨の一種ですが、VSBそのものはミュウテックの
自社開発技術であり、その特徴は短時間で均質な研磨が可能な点にあります。

などという詳しいハナシは、繰り返しになりますがモトメンテ85号で
よくよく読んでいただくとして、前回と同じく作業前後の比較をしてみましょう。

作業サンプルはカワサキZ1000R用のキャストホイールです。絶版バイクスや
モトメンテ本誌にチラチラ登場している私のZ1000R風Jの純正ホイールです。
でもリアだけJより1サイズ太い2.50×18の1000R用なので、
見栄を張って1000R用と言っておきましょう。


どうです、素晴らしい輝きでしょ。







なんといっても、これ↓が


こうなっちゃうんですから。


VSBはワークを自動で研磨するシステムですが、ホイールをはじめとした
多くの中古パーツは事前に麻バフホイールによる研磨を行います。
これはVSBの研磨材の研削力がそれほど強くなく、それだけでは作業効率が
上がらないことがあるからです。
私たちがサンドペーパーを使う時、深い傷に目の細かなペーパーを使っても
ちっとも作業が進まないのと一緒です。

この年代のカワサキホイールならではというべきか、梨地と切削加工面が共存する
キャストホイールの表面は、サビというかカビというか、汚いシミ状の
汚れに覆われています。
またリムにはいくつものガリ傷もあるので、まずはそれらをバフで研磨します。

VSBにかかると後は機械任せですが、その前段階では人による作業が不可欠で、
ここには熟練した作業者のテクニックが存分に発揮されています。

で、バフ研磨が終わったホイールをVSBにセットします。


普段は自動車用のアルミホイールを磨くことが多いVSBですが、
最近の高級アルミホイールは19、20インチ! なんていう巨大サイズもあるので
バイク用の19インチホイールは余裕で研磨できるのです。
ホイール自体を回転させながら、研磨材で満たされた槽に突っ込んだり
引き出したりすること数分。
僅か数分でこんなにも大変身しちゃうのです。

まずはハブからスポークの根元付近



続いてハブダンパー室はこんな感じに。




でも、既存のバフ研磨との最大の違いはここ。
リムの内側です。普通は手間を掛けて磨く部分ではありませんが
VSBなら結果として、というか否応なくピカピカになります。


いや、これはマジで感動しますよ。

ここから先、このローソンレプリカ用ホイールならゴールドのペイント仕上げ部分がありますが、
それについてはユーザー側で別途塗装を行うことになります。ミュウテックは研磨屋さんですから、それは当然ですね。
とはいえミュウテックにはさまざまなネットワークがありますから、例えばクリアペイントやシンプルな単色仕上げなどには対応してくれるようです。
クリアまで含めたホイール研磨の参考料金は、1本あたり2万5000円?。
この仕上がりを見れば、納得できるはずです。

そんなVSBを開発、運用するミュウテックのHPはこちらです。

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