絶版バイクス編集部ブログ-バイクのことならバイクブロス

post : 2009年08月25日  comments (0)


インナーチューブ内部の「負圧」に要注意



モトメンテブログと並行して、本日はブログのアップデートdayとなっております?
さてさて、先日、AR80プラックボンバー号を久々に走らせていて気がついたのですが、
フロント周りの動きがとにかくヘン??? 交差点で曲がろうとしても、
どうにも動きがぎこちなく、素直に旋回してくれません……
おまけに路面からの突き上げが酷く、乗り心地も最悪……
明らかに不具合状況と思えたので、試運転中にフロントフォークの動きを凝視すると、
まともに機能していません。通常走行中に、ほぼフルボトムに近い感じ!?

ガレージに戻ってバイクから降り、フロントブレーキを握ってフロントフォークを
上下に大きく作動させると、フロントフォークが伸び切らないことが判明。
こんな症状の原因は、十中八九「インナーチューブ内の負圧」が問題だ。
注射器の吐出口を指で押さえてピストンを引っ張り、次の瞬間にピストンを離すと、
内部負圧によってピストンが引き戻されますが、
要するにフロントフォークがそのようになっていて、エア室がエアバネ機能を失い、
負圧によって引っ張られっ放し=クッション機能を失っていたのだ。

そこで………… 

エンジン下にジャッキを噛ませ、前輪を持ち上げた状態で
インナーチューブのトップボルトを抜き取ってみた。
その時、ボルトが外れる瞬間にインナーチューブ内に空気が吸われるような
「シュッ」という音が聞こえた。やっぱり負圧になっていたようです。
しばらく乗らないでいると、そんなことになってしまうんですね?。
様々な原因が考えられますが、トップボルトのOリングも疑う余地アリです。

ちなみに、ARのようなモデルの場合は、トップキャップを外さなくては
インナーチューブ内気圧を常圧(伸び切り時)にすることができないが、
80年代モデルには、トップキャップにエアバルブが付いているモデルが例が多く、
そのようなモデルの場合は、フロントフォークを伸び切りにした状態でエアバルブを
爪先で押し、内部負圧を定期的にバランスさせなければいけない。
実は、負圧状態で走っているライダーが多く、それでいて「動きが悪い」などなど
文句を言うライダーもいるので、バルブ付きマシンのオーナーさんは、
定期的に前輪を持ち上げ、エアバルブを爪先で突っつくように心掛けましょう。

そんなこんなでフロントフォークを眺めていたら、
フォークシールにオイル漏れを発見。ここから先のお話は、まだ後日にでも……



↑↑こんな感じで前周りを分解してメンテナンスしました。バイクが軽いから楽ですが、
その反面、バイクがフラフラして安定しないので、注意深く作業しないとブッ倒してしまいます。

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