モトメンテナンス編集部ブログ-バイクのことならバイクブロス

post : 2009年08月17日  comments (5)

どーもー。モトメンテツチヤマです。

今年のお盆休みはちょいと早めにお休みをもらって九州へと帰省しておりました。
僕は先々週末に九州へと出発し、昨日戻ってきたのですが、帰りの高速道路はスンゴイ渋滞でした。


東名・名神・山陽など各高速道路では名物?の渋滞ポイントがあり、それらのポイントはある程度把握しているつもりですので、自分なりにコアタイムを避け、各ポイントの通過時刻を調整したのですが……甘かった。ぜんぜん甘かった。
ETC割引の混雑はその予想を遥かに超え、これまでなら混雑が考えられなかった箇所や時間帯でも渋滞が多発してました……。
例えば福岡→福山東までは事故の影響で5時間半、広島の福山から京都までは6時間、さらに尾張小牧から東京インターまでも5時間と、とにかく疲れました。

さて、帰省の足はもちろんサニトラ。今年こそノントラブルで! と意気込んで東京を出発したのですが、やっぱりというかトラブルに見舞われました。それがオーバーヒート。少し前に高速道路で冷却水を噴いてしまい、以来エンジンにちょっと負荷をかけて走行すると、すぐに水温計の針がホットゾーンへ近づくという状況が続いていました。

これじゃイカン!!ということで、帰省する少し前に冷却水を全て抜き、ラジエーターを下ろして内部を水でザーッ!と洗浄、さらにはサーモスタットを抜くという状態にして1000kmオーバーの走行に備えたつもりでしたが、広島を過ぎたあたりで再び冷却水を噴いてしまったのでした。


冷却水を噴いたラジエーター周りを見てみると……サビの混じった茶色い液体がいたるところに付着しており、ものすごく汚れています。

ウーン、これはエンジンの水路やラジエーターがサビで詰まっているのかも……そう思った僕は、急遽実家で水回りのメンテナンスを行うことにしました。んで、用意したのがコレ。↓

●ラジエーター洗浄液と、新しいクーラント。

近所のオートバックスで買ったラジエーター洗浄液と新しいクーラント。
ラジエーター内部はもちろん、冷却水の水路もキッチリ洗おう、って腹であります。


作業開始前に、まずは現状確認っつーことで、ラジエーターキャップを開けて、中の様子を確認してみました。
すると……

●んんっ! コーヒー色じゃん!

九州までの道中で、一度水と補充液を足したとはいえ、明らかにクーラント本来の色(緑色)ではありません。
どう見てもサビが混じっている!

一月ほど前にラジエーターを下ろし、水道水を循環させて洗ったはずなのに、クーラントはひどく汚れています。やっぱりそういう洗い方ではダメだったんですネー。購入したラジエーターフラッシュという製品は、使い方を見ると「洗浄液を入れる分だけクーラントを抜き、エンジンをしばらく始動させ、しばらく経ってから抜いてください」と書いてありました。

とはいえ、このラジエーターの状況では洗浄効果も半減するだろうと判断、とりあえず一旦クーラントを全部抜き、水道水である程度通路を洗ってから洗浄液を使用することに。ってことで、先にラジエーターのドレンからクーラントを排出。

●オェェーーーッッ。

排出されたクーラントは、キャップの口から見るよりも更に汚れておりました。これはヒドイ!まるで泥水です。

全てのクーラントを抜いた後、ドレンを開けたまま水道水をラジエーターへ流し込み、とりあえず内部を洗い流します。やり方が正しいのかわかりませんが、時折エンジンをかけたりしながら、通路へも水道水を流し込みました。
ドレンから排出される水が透明になった事を確認したら、いよいよ洗浄液の登場であります。

ドレンを閉めてラジエーターに水道水を入れ、そこへラジエーターフラッシュを注ぎ込みます。そしてエンジンを20分ほど回し、通路内部へクリーナーを循環させました。今回はこの作業を二回繰り返すことにしたので、ラジエーターフラッシュは半分だけ注入。その後、ちょろっと近所を走ったりして適度に水温も上昇させ、再び作業開始。

●やっぱり通路が汚れているのか!?

ラジエーターフラッシュの効果もあってか、再び茶色い水が排出されました。

どうやらクーラントの通路にもサビが沢山溜まっていたようで、一度水道水を循環させているのに上のような状態です。ここでもう一度水道水を循環させながら内部を洗浄、再びドレンを閉じてから水と残りのラジーターフラッシュを全て投入し、エンジンを始動させました。さすがに二回目の排出の際は、茶色い水の出てくる量は減りましたが、当然気になるのはクーラント通路の状況です。

●やっぱりこんな状況でした……

ココは本来ならサーモスタットのハマっているシリンダーヘッド直下のブロックなんですが、見ての通りの惨状です。
この茶色い物体が、全体的に固着しております……。

ラジエーターからヘッドへ繋がるパイプを外し、サーモスタットのあった場所から内部を覗くと、そこにはサビと思われる茶色い物体が大量にこびりついておりました。一応指で軽くこすると取れたりもするんですが、それが出来るのも指の届く範囲のみ。クーラント通路の至る所にこのようなサビがこびり付いていることは容易に想像できます。ヘッドを降ろしたりして大掛かりな洗浄を行うなんて、やれる自信もないし、帰省先でやる作業ではありませんからねぇ。(まぁこういう作業もそうですが……)

●とはいえ、今やれることは全てやっておこう!

【左】ラジエーターを下ろし、中に水を通して洗浄。
【右】ファンも取って状況確認&清掃

●ついでにウォーターポンプも交換だ!

【左】ガラガラと異音がしたりしたわけではありませんが、交換しておけばしばらくは安心です。
【右】左がだいぶ前に購入し、車に積んでおいたウォーターポンプ。

以前はウォーターポンプのシャフトが折れたりしてましたが、今回は大丈夫。しかしながら、指でペラを回してみると、新品に比べて明らかにシャフトの回転に抵抗を感じます。コレは換えて正解だったかも。

●とりあえず作業は完了。

【左】取り付け面のガスケットをはがし、オイルストーンで慣らしてから新品ポンプ装着。
【右】水をいれて再度エンジンをかけ、ドレンから排出。今のところキレイです。


このような作業を行った結果、帰りの高速道路では、水温計の針は大体「C」と「H」の間で安定し、極端に踏み続けなければヤバイゾーンへ突入することもなくなりました。ただ、やっぱり気になるのは、取りきれなかったウォータージャケット内部の汚れです。ああいう汚れって、きちんと落とすにはどうすればいいんでしょうかね? 完全にヘッドを降ろして薬品か何かに漬け込むしかないのでしょうか?? 今回はラジーエーターキャップ、ウォーターポンプ、クーラントと、考えられる水回りの部品は全て交換しましたが、やっぱり不安は残ります。どなたか効果のある方法をご存知の方は教えてくださーい。

水冷のバイクをお乗りの方や、最近中古で水冷車を買った方の中で「どうも水温が上がり気味だ」という方は、一度水回りのメンテナンスを慣行してはいかがでしょうか。どんなにポンコツでも明らかに効果を体感できると思いますよ?。

コメント一覧

R11さん

08月17日(Mon)

22時46分

帰省&Uターンで中国地方を走る場合、ちょっと遠回りですが、中国自動車道を走ってみてはいかがでしょうか?
山陽道よりは交通量が少なく、渋滞の原因のトンネルが少ないので、意外とスムーズに走れると思いますよ。
山間部なので、景色もきれいですしね。
水周りとは全然関係ないコメントですみません。
でも、ふと思ったのですが、はなさかじいなんか使えませんよね。

つちやまさん

08月18日(Tue)

11時04分

R11さん
花咲かG!! サビ取りと言えばそうですよね!とりあえず水道水と花咲かGをブレンドしてエンジンを回せば、Gの効果を引き出せる温水状態に出来ますから、かなり効果が期待できそうです!! コレはやってみる価値がありそうですねぇ?。ご指摘ありがとうございまーす。

つちやまさん

08月18日(Tue)

11時08分

そうそう、中国道は何度も通った事がありますが、最近はいつも福山の知り合いのとこに寄ったりしているのでなかなか使う機会が…。実は帰りも倉敷?山陽間がむちゃくちゃ混んでて、姫路を通る前に岡山道→中国道へエスケープするか?とも思ったんですが、岡山道でも渋滞の文字……。あそこは対面通行だから渋滞するとハンパなさそう…ってことで今回はやめときました。

ただ、中国道は中国山地の山並みを見ながら走るのも気持ち良いし、イイ感じのカーブが多くて個人的には大好きな高速道路だったりします。今度はそっちで帰ろうかな??。

newgascookerさん

08月18日(Tue)

12時53分

MDI(株)の「ダイナミックデスケーラー」という洗浄剤がありますよ。
冷却系の配管が詰まるのは、錆だけでなくスケール(水に溶けているカルシウム等が固まってこびりついた物)も原因ですが、この洗浄剤で同時に落とせます。

つちやまさん

08月18日(Tue)

15時18分

newgascockerさん
調べましたよ、「ダイナミックデスケーラー」。なんか名前からしてスゴそうですが、見てみると『世界最速のカルシウム溶解速度』と書いてあり、しかも生物分解性で手にも優しいっていう素晴らしそうな製品ですねぇ。更には、米・英海軍御用達という高性能。

産業界では各種熱交換器の清掃用として幅広く用いられている製品みたいですね! これは完全に『業務用』な感じですが、僕ら一般サンメカにもお手ごろサイズで買えるのなら嬉しいなあ。どういう販路なのかいまいち不明ですが、もう少し調べてみることにします。

有益な情報ありがとうございます!!


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