絶版バイクス編集部ブログ-バイクのことならバイクブロス

post : 2008年10月16日  comments (0)


 バイクの「美しさ」を象徴する部分のひとつにメーターがありますよね。
各バイクメーカーそれぞれに特徴や個性があり、特に70年代以前は
フロントカウルの装備が許されていなかった関係でメーターが露出。
その分、余計にメーターが自己主張するパーツのひとつとなっていた。
外観的なデザインに限らず、文字盤や指針にも特徴がありましたよね。
モデルによってはガラスの上にデカールが貼付されていた例もあった。
 カワサキトリプルは、そんなデカール貼付モデルの代表例でした。
初代KAシリーズでは、タコメーターレンズの上にエンジンのナラシに関する
回転表示コーションが貼られ、H1-BやH2では文字盤そのものにコーションが印刷された。
そして、H1-DやH2-A以降では、再びガラスレンズの上に貼付されるようになった。
 初代KAタイプのコーションデカールは、国内でも海外でも、
ショップ単位でも個人単位でもリプロダクションされている例が多い。
例えば、僕もよく利用するカナダのリプロダクションデカールにも
そのラインナップはある。
 H2-Aをフルレストアしていて、新品同様のタコメーター
(箱入りの未使用品)を入手したけれど、残念ながら
ガラスレンズに貼付されている回転表示コーションの一部が切れていた。
残念だけど汚らしいので、剥がしてしまおうか、どうしようか迷った。
どこかでリプロ品が作られていないか調べてみたが、
このH2-Aタイプのようなコーションは誰も作っていない様子!?
KH400もほぼ同タイプ(詳細比較していません。指定回転数が違うかも?)
だと思うのですが、僕が調べた限り、リプロデカールを見つけることができなかった。
そんなときに思い出したのが‥‥‥‥


モトメンテ誌のテクニカルアドバイザーを務めて下さっている
「モデルクリエイトマキシ」 である。

↑右がマキシ板橋さん。左は小見哲彦カメラマン。
各方面で大活躍しているカメラマンです。モトメンテRTでは、本誌スタッフ&
板橋さんとチームを組み、共同通信プレスライダー時代の走りを彷彿!!
DE耐!では優勝、準優勝を経験しているおやじライダーで?す。

過去に何度かリポートしていますが、自動車メーカーの新機種用試作部品作り
(モーターショー出品車などなどの部品作り)を経験してきた彼にとっては、
決して難しいお話しじゃないはず!?
 そこで、切れかけたデカールをデジタル画像に収めてメール送信。
さらに文字幅や目安になる寸法をノギスで実測したデータを申し送りした。
 その後、取材撮影のためにMCマキシを訪ねると、
回転コーションデカールが完成していた。いつものように画像データを
イラストレータソフトに取り込み、すべての文字を起こし直し
(この年代の文字はほとんど標準フォントを使っていない)、
僕が実測したデータ通りに文字を配列し、デカールを完成させてくれた!!



 ちなみに、未使用のデカールがあったり、仮に、ガラスレンズに添付された
デカールがあれば、スキャナーでデータを直接的に取り込めるので、
細かい特徴も含めた完成度の高いデカールをワンオフ製作することができるそうだ。
 ちなみに今回はデジカメ画像からの起こしだが、ご覧のようにガラスレンズに
貼付してしまえば、素晴らしい出来栄えであり、大満足だ!!


 それにしてもPCの普及とデザインソフトの進化は凄まじいですよね。
先日はバイク仲間のガレージで、チャンバー作り用の扇形寸法割り出しソフトが
あるのを知った。プリンターで簡単に扇型紙を作れるそうです!! 
凄い時代ですよね!!




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