モトメンテナンス編集部ブログ-バイクのことならバイクブロス

post : 2009年04月15日  comments (0)

組み込み前には徹底的に洗浄しましょう。



サビだけかと思ったら、目視で確認できるほど曲っていたインナーチューブ。
エイプやKSR110のようにメーカー純正部品で購入できるなら良いけど、
絶版旧車のように販売中止は当たり前。程度の良い中古パーツがゲットできない
ような際には、インナーチューブを再生する、もしくは他機種用パーツに
交換するしか方法は無い。当初は同年代の同カヤバ製フロントフォークで、
インナーチューブ径Φ28mmのモデルを探してみましたが、
ほぼ皆無。同じカヤバを使うカワサキにもありませんでした。
唯一、YL-2/100L2Cの輸出モデルが同じタイプでΦ28mmインナーだった。
全長が若干違う、もしくはダンパーオリフィスサイズが違う程度で、
左右同時交換なら物理的な互換性に問題無いかも!? と思った。
がしかし、AS3よりも珍しいモデルなので、こちらも捜索難航。
国内仕様の100L2Cを見つけましたが、なんと国内はΦ27mm‥‥ お手上げでした。
そんなときに輸出RD125用があったので、これはチャンスだと購入。
しかし、前回のリポート通りのアリサマで、最悪コンディションでした。

ここまで悪いコンディションのフォーク再生を依頼したことが無かったので、
東洋硬化さんに問い合わせてみた。
すると‥‥‥‥

一般的に旧車の場合は、
インナーチューブの肉厚が厚く、しかも外径が細いので、
大きく「くの字」になっていない限りほぼ完治できるそう。
一方、例えばΦ41mmの太いインナーチューブで80年代後半以降のパーツとなると、
軽量化によって肉厚が薄くなっていて、曲ってしまうと
曲り患部にシワが寄ってしまうケースが多く、そんなときは再生を
お勧めしないそうだ。外径を再生できても、インナーチューブの場合は
内径が芯円でないと、インナーピストンがスムーズに作動できなくなってしまうからだ。

ということで、約2週間で仕上がってきたインナーチューブは、
見た目では「ヤマハ純正新品部品」と比較にならない深い輝きと表面の美しさ!!


実は、このインナーチューブ捜索劇で、200ccのCS2やCS5用の
新品インナーチューブ=Φ30mmを間違えて購入していたので違いは明らか!!

東洋硬化では、窓口となるバイクショップを通じて作業依頼する
システムを基本としているが、最近は「状況を理解できている」サンデーメカニックが
増えているので、直接依頼できる体制もあるようだ。
インナーチューブで困っている方は、相談してみよう。
気になるコストは、インナーチューブに曲りがあっても無くても、
一律価格で一本あたり1万6000円(税別)となっている。
決してお安くはないが、今回のように交換部品の入手が困難で
「ボロ部品が息を吹き返す」のだと考えれば、
マシンオーナーにとっては嬉しいもの。
組み付け詳細に関しては、後日リポートします♪
つづく‥‥

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