モトメンテナンス編集部ブログ-バイクのことならバイクブロス

post : 2009年04月13日  comments (7)

このところ、マイバイクの話を全くしていませんでした。
現在モト・メンテナンス誌ではエルシノアのエンジン復旧作業の模様をお届けしております。
2月発売の82号ではエンジンをついにバラバラにし、痛んだオイルシールの取り外しなどの作業を行いました。

で、同時に作業を進めたかったバイソンはというと・・・こちらはすっかり誌面でもご無沙汰の状態。
カワサキF系ファンのみなさま、本当にスミマセン!

既にバイソンの方はエンジン組み立ても完了しており、あとは細かなパーツを取り付け、オイルポンプのエア抜きさえやってしまえばいつでも公道復帰、という状況ではあります。ただその前にフロントフォークのオイル交換などやろうと思っています。多分買ってからから今まで一度もフォークオイルを替えてないと思うし・・・・・・(←オイオイ)。

●オイル抜きはこの穴で!

82号の「メンテは足元から!」でもお届けしたフロントフォークのドレンボルト。
バイソンにも付いてマース。こりゃ便利!ウヒヒヒ。


ところで、このバイソンのフォーク、ちょっと変わったカタチをしてます。なんとコレ、フロントアクスルの位置を写真のスタンダードポジション以外に、リーディングアクスル、トレーリングアクスルの位置に変化させることが出来るのであります!! いや?フルアジャスタブルショックもビックリな調整機構ですね!(エッ、そうでもない!?)

位置変更は簡単で、下側のクランプを外してアクスル位置を移動させるだけ。


この便利なシステムを持つフォークは、なんでもハッタフォークとかいうらしいのですが(英文SMには“Hatta type fork”と記述)、この名前の由来がイマイチよく判りません。むか?し、誰かに「八田(はった)サンって人が考えたんだ」と聞いたこともありますが、ホントかよ?って感じですよね? どなたか詳細をご存知でしたら教えてください。

せっかくなので次の機会では、それぞれのアクスル位置で車体真横からの写真を撮り、ディメンションにどのくらい変化があるのかお見せしたいと思いマース。

コメント一覧

はったさん

09月09日(Thu)

05時06分

はじめまして、随分昔のブログなのでコメントするの気が引けましたが、「Hatta fork」について調べていて、こちらに飛んできました。
実は、私の父が川崎重工業のバイクのエンジニアで、考え出したものと聞いていましたが、単語だけしか判らず、何の事わかりませんでした。
父もなくなり、10年間いろいろと調べていたのです。
たまたま、こちらのブログに記載されているのを見つけとても嬉しく思います。
ありがとうございました。

つちやまさん

09月09日(Thu)

20時45分

はったさん
はじめまして。イヤイヤ本当にビックリしましたっっ!!
まさかHatta Type Forkを考案したのが、はったさんのお父様だなんて・・・・・・。

ここにも書いたとおりこれまで半信半疑でしたが(失礼致しました。すみません・・・・・・)『はったさんが考えたからハッタフォーク』という説は間違いないんですね。いや??ブログに書いといてよかったです。
僕自身も10年くらい疑問に思ってましたけど、書かなければ一生分からないままだったと思います。

既にお亡くなりになったとのことですが、ご存命でいらっしゃったら色々伺ってみたかったです。。

ところではったさんは、カワサキバイソンのカタログはご覧になったことはありますか?現在発売中のZeppan BIKES Vol.7の『カタログコレクション』というページで、バイソンのカタログを紹介しています。もし良ければそちらもご覧下さい。(ホントはハッタフォーク搭載のビッグホーンやボブキャットも紹介したかったんですが)

はったさん

09月12日(Sun)

09時47分

早々にお返事頂きありがとうございます。
父(八田和夫)は川崎重工 明石工場で入社から定年までkawasakiオートバイの設計の仕事のみの生活で、父から聞く事もなく亡くなったのですが、お葬式のあと、同僚のかたから「会社でいくつか特許を取った」とお聞きしていた一つでした。
単語だけで10年前から調べようと試みていましたが、阪神大震災で、アメリカkawasakiでのhattafork発売ポスター写真や資料も無くなっていたため、つちやまさんのブログを見た時は、もう感動でした。

>カワサキバイソンのカタログはご覧になったことはありますか?
無いです。というより、このHattafork自体今も使われているのでしょうか?

同僚の方からは、「当時、オートバイのデザインを変えるすごい事だったのだよ」と
言われていたのですが、お世辞の一つとして家族は捉えているのですが…
こちらの方が、お聞きしたい事があり過ぎて…

現在発売中のZeppan BIKES Vol.7とは、つちやまさんが編集されている雑誌なのでしょうか?
本屋さん行けば購入できるのでしょうか。

まったく知識のないもので、失礼な事を言っているかも
しれません、申し訳ありません。

つちやまさん

09月13日(Mon)

16時34分

はったさん
書き込みありがとうございます。お父様はずっと設計畑でお仕事をされていたエンジニアさんだったんですね。こういった縁でご家族の方とやりとりできるなんて夢にも思いませんでした。

Hatta Type Forkに関して、現在はこの機構は使われておりません。ハッタフォークは、70年代初頭のカワサキのオフロード車の一部にだけ使われていた機構です。採用車種は、350ccの350TRビッグホーン(車両型式F5)、250ccの250TR(型式F8)、175ccの175TR(型式F7:輸出専用モデル)の3機種だと思います。

Zeppan BIKESはつい最近まで編集スタッフとして参加していた雑誌です。僕は先月別部署へ異動となったために、Vol.7は最後に携わった号です。本屋さんの二輪誌コーナーで置いているとは思いますが、万が一なかった場合でも、レジで注文できると思いますので、宜しければご購入下さい。

また、ハッタフォークに関して、必要であれば各種資料をお送りしますので、メールアドレスかご連絡先を書き込みお願いします。書き込み確認したら削除しますので、こちらに連絡先が出てしまうことはありませんので、ご安心下さい。

余談ですが、ハッタフォークという名称について、国内のウェブサイトでは、「ハッターフォーク」という名前で記述しているサイトが多いです(多分名称の由来が不明なことによるミスではないかと思います)。
僕も全てを確認しているわけではありませんが、「ハッターフォーク」で検索すれば、ある程度フォークに関する記述が読めると思います。

つちやまさん

09月13日(Mon)

16時50分

9/9の書き込みでボブキャットと書いてしまいましたが、ごめんなさい、誤りです。
125ccのボブキャット(型式F6)にはハッタフォークは採用されていません。

トプ・ガバチョさん

05月21日(Mon)

11時55分

ハッターフォークが八田さんのアイデアから来た名前であるのは、カワサキFシリーズファンには結構知られた話ですね。
国内より先にアメリカで発売された際に、カタログに「Hatta Fork」と記載されたのが、向こうで「ハッターフォーク」と呼ばれるようになり、その名が日本に逆輸入されたものです。
国内の雑誌でも、当初は八田さんが設計したことからくる名とは知らずに、何か意味も分からず英語風にカタカナ書きしたのかもしれません。
ですから、例えば当時の『モーターサイクリスト』誌や柏秀樹さんの著書『カワサキモーターサイクルの全て』等でも「ハッター」と呼んでいるように、決して表記が誤りなのではないですよ。

つちやまさん

05月23日(Wed)

20時26分

トプ・ガバチョさん

どうも、大変ご無沙汰しておりますっ!

あ、なるほど、『八田』→『ハッター』への変化には、そういう逆輸入っていう理由があるんですね。

確かに、F5-350TRは国内販売が1970年だけど、輸出モデルは1969年発売ですもんね!
それからすると、ご指摘いただいた件には超納得です。わざわざ教えていただきありがとうございます。

そりゃそうと、ワタクシのF8、編集部を異動してからずーッとなんにもせず放置してましたが、最近になって復活準備をコッソリと再開しました。
トプさんのF9やKLとランデブーできるのも近いかもしれません。その際はよろしくお願いします!


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