絶版バイクス編集部ブログ-バイクのことならバイクブロス

post : 2008年08月22日  comments (1)

現状では応急処置。
恒久対策は要腰下分解⇒部品交換‥‥トホホ



AS3の「フル磨き込み&組み直し」はほぼ完了し、現在はエンジン不調の様子を見ながら
他の部分のウミ出し進行中です。そのエンジン不調の原因は、左右分割クランクケースの
中央=左右シリンダーベースの間に入る「メタルフィラ」と呼ばれる部品の磨耗だった。


↑左右シリンダーの中央側掃気ポートを形成するパーツの上面に注目。
本来は平面なのに段差が発生‥‥。つまりシリンダーが載る部分のみ磨耗しているのです‥‥


本来ならば、左右のクランクケースを合体しながらOリング状のガスケットで
しっかりシールされるのだけれど、このシール不良によってパーツにガタが出てしまったのだ。

普通ならば、シリンダーを組み付けることでグイッと押し込まれて固定されるのだが、
そのガタによってシリンダーベース面が叩かれ、メタルフィラが磨耗。さらにはシリンダーベース面もが磨耗‥‥。
その結果、ベースガスケットによる気密が不足し、走行⇒ベースガスケット吹き抜けが発生したのだ。

この原因が判明したのは‥‥‥‥


吹き抜けを2回くらい経験してからのことで、
その後、何度も組み直しを繰り返しながらシューティング作業を進めた。


紆余曲折!?を繰り返しながら、結果的には磨耗したメタルフィラの上面を平面研磨、
さらにはシリンダーベース面も切削面出しを行い、メタルフィラを研磨したことによる「マイナス」分を
0.3mmガスケットを追加組み込みすることで、この吹き抜けトラブルをようやく回避することができ、
高回転ビンビンの「リトルツインテイスト」を味わうことができるようになった。
今回の組み立てはあくまでも応急処置。最終的にはダメージを受けていないメタルフィラをゲットして、
Oリングタイプのガスケットを交換しながら腰下全バラメンテが必須ですね。

ちなみにメタルフィラ&ガスケットは当然販売中止。しかも数少ないAS3用中古パーツはなかなか無いので、
同じ部品の初期RD125用パーツもしくは掃気ボートの形状加工で流用可能なAS2用パーツを見つけて
対応したく考えてます。完全修復を終えるまでは、爆弾を抱えているようなものなので、
楽しい原2の旅(食べ)へは怖くて行けません‥‥。どなたか初期RD125の腰下をお持ちじゃありませんか?
やっぱり絶版生活は大変。でも楽し!!



↑シリンダーベースがメタルフィラに叩かれて磨耗している様子がわかりますね。


↑シリンダーベースは旋盤加工でバッチリ修理。加工量は左右ともに0.16mm。
左が加工前で右が加工済。この程度の面切削ならばポートタイミングの影響は無いと思う。
でも二次圧縮は間違い無く高まってしまうだろう。






↑エンジン腰下メンテを進めているときにはメタルフィラの磨耗に気がつかなかった。
こんな感じの「汚れ落し」のほうが気になりましたね。



↑長年乗っていなかったリトルツインのクラッチは全滅に近い。
サビによって固着合体している例が多い。
軽症なら再利用できないこともないが、今回は新品部品に交換した。



↑腰上組み立て前に、クランクベアリング給油穴にゾイルスプレーをジジュッと吹き付ける。
このスプレー注入は効果あります。





コメント一覧

べスパさん

09月09日(Tue)

22時57分

初めて登場させていただきます。
いつも楽しく拝見させていただいてます。
今度の原2に参加してみたいです。
マシンはべスパ125ET3です。
外車もOKでしょうか?


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