BMWバイクス編集部ブログ-バイクのことならバイクブロス

post : 2009年01月30日  comments (6)

みなさんこん○○は! ナガヤマ@BMWBIKESです。

姉妹誌でもあるドゥカティバイクスの第2号が昨日発売になり(皆さん買ってくださいね…笑)、
今は編集作業の佳境を抜けて、次のBMWバイクス第46号(3月14日発売)の準備に取り掛かっているところです。

その号で、詳しいことを掲載する予定ですが、
今日は、昨年秋に訪れたBMWの歴史部門、BMWクラシックのことをちょとだけご紹介しましょう。

ミュンヘン市街の北側に、72年に開催されたオリンピック会場に隣接するようにして、BMWの本社があります。
有名な4シリンダービルやミュージアムのある、おなじみの場所ですね。

この一帯には、BMW自動車部門の工場や、研究部門、開発部門など、さまざまな施設があり、さらに北側に向かって広がっています。
BMWクラシックも、この一画にあるのですが、
以前は、「BMWモービルトラディション」という事業部名でした。
それが一昨年の体制変更によって「BMWクラシック」に名称変更されているのです。

このセクションの入っている建物は、その昔、国軍、ナチス、そして戦後のNATO軍などに使用されてきた古い建物です。
これをBMWがリノベートして使用しています。
これまで5回ほど訪問していますが、年々拡充と整備が重ねられていて、単なるミュージアム運営などにとどまらない、とても重要な事業として運営されています。

今回は、日本に輸入されたBMWモトラッドの源流を辿るのに、資料を見せてもらいにお邪魔しました。



BMWクラシック1階には、膨大な資料を格納保管しているライブラリーがあります。
写真はその中でのひとコマ。
資料に見入っている私、
隣で経っているのは生き字引のフレッド・ヤコブスさん。
創設当初からのキュレーターさんです。

恐ろしいことに、彼は会うたびに、お前のレッドノーズのR100RSは元気か、3.0CSやM7はどうした?と聞いてきます。
凄く記憶力のいい人なんでしょう。で、私も、その後程度のいいR68は見つかったか、なんて聞き返します(笑)。
(誰か譲ってもいいよという方、ぜひご連絡ください)

写真を見ると、資料の手前には、我がBMWバイクスが置いてありますが、これも彼らがアーカイブしている資料です。
このときは、欠品がないか確認してほしいとのことだったのですが、見事に全号ありました。
ありがたいことです。

で、私が見いていた資料とはこれです。



1920年代の顧客台帳です。
BMWモトラッドの初号機は1923年のR32ですから、まさに創業以来の車両の販売先が、こうしてリストに残されているんですね。

これは凄いことです。

で、よく見ると、真ん中あたりの行にはJapanの文字が。
そう、日本に輸出されたR32の顧客名と、車両の仕様などが明記されているのです。
このリスト自体は今から10年ほど前に訪問したときに存在を知らされ、そのことは当時のBWBIKESにちょっとだけレポートしました。

なぜ今回あらためてこの資料を確認したかというと…。

この春から、横浜美術館で、とあるエキジビジョンが企画されていて、
そこで旧いBMWモトラッドを実車展示する計画があるんです。
そのお手伝いかたがた、下調べにお邪魔したのでした。



こんな資料もありましたよ。
1920年代から30年代にかけて、日本でBMWを扱っていた秩父商会というところが作ったオーナーズマニュアルです。
こういうのも残っているんですね。

当時、BMWモトラッドの価格といえば、ちょっとした家が一軒建てられる価格だったのですから、
さぞかし内容も凄いのかなと思って中を見てみたら、割とシンプルな内容でした。

つまり、オーナーはマニュアルなんか読まないんでしょうね。
面倒を見るのは、販売したお店と、家にいる車庫番さんだったのかもしれません。

いずれにしても、世界中からこういう資料を集め大事に保管しているBMWの姿勢には関心します。

ブランドというものを、
本当の意味で大事にしているんだと思います。
その名前を冠して本を作っている私たちも、きちんと心構えをもってコトを進めないといけない…と
あらためて気が引き締まる思いがしました。

このBMWクラシックの件は、横浜美術館のキュレーターさんの手記を含め、次号のBMWBIKESでレポートを予定しています。
ご期待ください。


今日はこんなところで。

あ、そうそう、最後まで読んでくれたお礼にといってはなんですが(笑)、
ここがBMWクラシックの場所ですよ。

http://maps.google.co.jp/?ie=UTF8&ll=48.1939,11.566342&spn=0.000673,0.001207&t=h&z=20

じゃあ本社はどこでしょう…
探してみてください。

んじゃ!
RideSafe!
ナガヤマ@BMWBIKES


コメント一覧

うらりん2さん

01月30日(Fri)

22時21分

20年くらい前にミュージアムに行ったことがあります。
ドイツ語なんてからっきし(かといって英語もできないけど)のふらりと立ち寄った日本人の小僧に、売店のおにいさんは優しく話しかけてくれ、ステッカーをおまけでくれました。

その頃はKAWASAKIに乗っていて、20年後にBMWのバイクにこんなにハマるとは夢にも思ってませんでしたね。

いつかまた行ってみたいもんです。

ナガヤマ@BMWBIKESさん

01月30日(Fri)

22時45分

うらりん2さん、どうも!
今、編集会議がやっと終わったところです(疲?)。

20年くらい前だと、88?89年ごろでしょうか。
ちょうどベルリンの壁が破られて、東西ドイツが統合するかしないかのころかもですね。
その後、東の人がミュンヘンにもたくさんやってきて、いろいろな面で大きく変わりました。
ぜひ、また行かれてみて、そんなことも肌で感じてみてはいかがでしょうか。

一介のバイク乗りさん

02月01日(Sun)

17時12分

どんな方がお買いになって、その後どうなったんでしょうね…やはり戦災で…?<R32

ところで「BMW 秩父商会」でググったら、こんなページが出てきました↓
http://e-fujitsubo.co.jp/page007_003.html

ナガヤマ@BMWBIKESさん

02月02日(Mon)

13時45分

そうなんです。あのマフラーで著名なF技研のご兄弟が黎明期BMWバイクに関わってらっしゃるんですね。
四谷のほうに納車されたR32については、おいおい、追跡取材をしていこうと思っています。

つまさきSさん

02月03日(Tue)

00時40分

10年前にBMWさんに10万円で連れて行って貰いました。あのころはBMWの知識があまり無くて、駅前の自転車置き場のように黒いバイクが並んでいるなかでR32だけしか知らずナデナデしておきました。今行けば感動??でしょう。また連れって行ってくださいBMWさんお願い。。。

ナガヤマ@BMWBIKESさん

02月03日(Tue)

17時40分

そういえば昔、BMWジャパンでオーナーさんコンテストのようなものがあったように記憶しています。
ひょっとしてつまさきSさんはそれで行かれたのですかね。
ぜひまた行ってみてください。
いくつかのディーラーさんでは
今年ミュンヘンアルプスツーリングを企画されているようですよ。


コメント投稿




雑誌紹介

BMWバイクスBMW BIKES

テーマは「BMWバイクを慈しみつつも使い倒すビーマーのためのアシストマガジン」。世界で初めて創刊されたBMWバイク専門誌(季刊)です。ドイツ本国をはじめ、アメリカやヨーロッパ各国との強力な連携を持ち、BMWバイクに関する話題を、深く、広く、わかりやすく誌面展開しています。

●定期購読・電子雑誌はコチラから

人気記事ランキング
記事カテゴリ