絶版バイクス編集部ブログ-バイクのことならバイクブロス

post : 2008年08月16日  comments (0)

みなさんこんにちは。
有意義なお盆休みをお過ごしの方も多いと思いますが、僕も久しぶりの盆休みを満喫させていただいてます!
では早速、前回お届けしたエンジンOHの続きです。

まずは腰上を組む準備としてガスケットを作成します。以前新品を組んだときは、純正ガスケットを使用しましたが、今回は準備していなかったので(オイオイ・・・)、急遽作成となりました。シリンダーをガスケットシートにあてて、輪郭をトレース。



お次はスタッドボルト用の穴あけですが、穴あけポンチを持っていなかったので、会社帰りに秋葉原で購入。お値段は1400円。ついでにポンチを打つ際の下敷きとして、真鍮の塊を購入。こちらは東急ハンズで300円くらい。田口さんには「鉛がオススメだ」といわれていたんですが、同じような大きさで値段が2倍もしたので、やめときました。




が、いざ作業をしようと、穴あけポンチセットを開けてみると・・・ちゃんと硬質ゴム製?の下敷きが入ってました・・・。「あー、最初にちゃんと確認するべきだったなぁ」と少し後悔しましたが、真鍮は何かの時に役に立ってくれるでしょう(使い道は浮かびませんが)。

 

ポンチを使うと穴はとてもキレイに仕上がります。やっぱりちゃんとした道具は必要ですね。これからもこのポンチは大活躍してくれるでしょう! で、ガスケットができた時点で僕は近所のコンビニへダッシュ! 「これでもかっ!!」という位にガスケットをコピーしまくります。最終的にA3の用紙にガスケットが6枚並ぶまでコピーしたので、20枚はできました。もうこれで一生分の型紙ができたハズです。

で、完成したガスケットをシリンダーに装着し、出来栄えをチェック。うん、問題ありません。しかし、シリンダーのポートを眺めていたら、結構なバリを発見しました。



↑結構大きなバリですよね。せっかくバラしたし、どうせなら削っちゃおう!ということでポートのバリをキレイにすることに。でもどうやって??

フフフ、実は先日僕は秘密兵器を手に入れていたのでした!!↓



ジャーン!充電式電動ドリルドライバーです!! 日立製のコイツは12Vの大パワーで、HIGH/LOW切り替えはもちろんのこと正転/逆転の切り替えも可能な頼もしいドライバーであります。先日もフロントフォークの磨きに使用しましたが、超便利。今回は、こいつを使ってバリを取ります。

 

ドリルドライバー購入時に同時に入手しておいた、金属研磨用の砥石を先端にセット。慎重に磨くことたったの15分! 醜いバリはキレイさっぱりなくなりました。「ポート研磨」というほどの削りはしてませんが、やっぱり気持ちがいいですね。走りに大きく影響はしないと思いますが、とても満足できた作業でした。

さてさて、シリンダーの準備が出来たところで、いよいよ組み付け!ではなく、「クランク室の洗浄」を行います。以前編集長のガレージでも行ったメニューですが、今回は「復習」ということで、再度行ってみます。洗浄には灯油を使用します。灯油は近くのGSにて1Lほど購入。灯油はポリタンクでないと売ってくれないのかな?と思いましたが、2ストオイルの空き缶でも売ってくれました。聞くと「金属のオイル缶なら大丈夫ですよ?」とのことでした。それと合わせて、吸出し用の「醤油チュルチュル」も購入。

で、早速作業に入ります。この作業はクランク室内に灯油を流し込み、クランクをグリングリン回してクランクを洗浄、汚れた灯油を吸い出す・・・この作業を数回繰り返します。

 

(写真左)洗浄前に張り付いたガスケットをはがし、ケース上面の油汚れもキレイに取り去っておきます。
(写真右)いよいよ灯油をクランク室へ。こぼれる寸前まで流し込みます。そしてこの後、手でコンロッドを持ってグリングリン!!と灯油が泡立つまで回します。

灯油を投入すること約3回、使った灯油がたまっているボトルを見ると・・・びっくり!キレイだった灯油がかなり汚れています!!



もちろん、ボトルは使用前に洗浄しましたから、この黒さはクランク室内部の汚れなのでしょう。灯油を缶に戻した後、底に溜まっていたスラッジを見てみると、黒いススのようなものが大半でした。うーん、2ストのクランクはこんなに汚れるものなのか、それとも僕の乗り方が悪いのか・・・今の時点で判断はつきませんが、とりあえず作業しておいて良かった?。

が、このクランク洗浄作業の中で、僕はひとつ大きなミスをしてました。というのも、灯油を吸いだすときに醤油チュルチュルを使って吸出していたのですが、先端が太すぎてケースの底まで届かない!!しょうがないので、Fフォークの油面測定キットに入っていた注射器を使って底に溜まった灯油の吸出しにチャレンジするも、うまくいきません・・・。本来は大きなスポイトを使用するべきだったのですが、前日買出しに行った秋葉原でも見つからず・・・。

最終的にどうやって残った洗浄液をケースから出したかというと・・・・・・車体を地面に寝かせて、バイクをひっくり返して洗浄液を出す、という荒業になってしまいました。洗浄液の排出には成功しましたが、今回の作業での大きな反省点です。

洗浄も終わったところでようやく腰上を組む準備が完了。とっととピストンとシリンダーを組み付けます。以前やった作業ながら、シリンダーの挿入はいつも緊張してしまいます。でも前回よりはすんなりと作業が進みました。やっぱり「慣れ」って大きいですね?。

 
(写真左)組み込み前に、ピストンを磨きました(変色は取りきれてませんが)。リングも一旦外してから、リング溝に溜まったカーボンスラッジを取り去り、ピストントップのカーボンも除去。もちろんリングもきれいにしましたヨ。
(写真右)前回、リングの組み込みとシリンダーの挿入にはかなり手こずりましたが、今回大丈夫でした。

★懸案のオイルパイプ
シリンダーの組み付けが終了したところで、オイルパイプの補修作業を行います。前回お伝えしたように、バラしている最中に不注意で折ってしまったオイルパイプですが、実は以前バイソン用に購入しておいたヤマハAT90用オイルパイプがエルシノアのパイプにも使えることが判明!試しにバンジョーに挿してみると、内径・外径ともにピッタリなんです。

早速シリンダーにインマニを装着し、取り回し寸法を確認。パイプが折れ曲がったり、極端にたるまない適度な長さでカットして装着しました。バンジョーに挿したパイプを留める締め付け金具は、エルシノアのモノを再使用しました。

 
折れた時には「やっちまったーっ!」と悲観的になりましたが、意外や意外、あっけなく補修作業終了です。見た目にもまったく違和感がありませんね。自分の不注意で余計な作業が増えましたが、ちゃんと自分の力で解決できたのは、ちょっぴり自信にもつながりました。


今回もかなり長?いブログになってしまいましたが、その後キャブとチャンバーを取り付けて作業は完了。エルシノアは再び僕に元気な2ストサウンドを聴かせてくれたのでした。
  
(写真左)キャブクリーナーで洗ったキャブレターはとてもキレイになりました。オイルパイプも補修したから、もうあんなに汚れることもありません。
(写真右)エンジン周りを中心に掃除もしたので、多少車体がシャンとして見えます。通勤に使っているので、どうしても車体は汚れがちですが、ボチボチマイペースで磨いていこうと思います。

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