絶版バイクス編集部ブログ-バイクのことならバイクブロス

post : 2008年08月11日  comments (0)


 おそらく2万数千キロは乗りっ放し状態だったであろうAS3。
 全体的なコンディションはかなり良い感じですが、
 エンジンに関しては、少々心配な=不安要素はいくつかあった。
  車体の磨き込み&復元進行は順調に進み、おおかたイイ感じに進んでいるだけに、
 エンジンに関しては「どうにか走ってくれ??」というのが正直な願い。
 2万数千キロ走りっ放しだったことを考えれば、ピストンリングの磨耗は相当に進み、
 ピストンに関しても、想像以上に磨耗が進んでいると予想されたが、それはズバリ正解だった。
  結論としては、ヤマハ60sツインに詳しい知り合いに連絡したら、
 偶然にもAS3用の1st(025)オーバーサイズピストンとリングを持っており、
 それを譲っていただくことができたので、
 例によって 「井上ボーリングさん」 にオーバーサイズ加工の依頼をしました。


  マッハ(H1やH2)関係で、例えば050⇒075のオーバーサイズにしたとき、
 焼付きを経験したシリンダーをベースに加工依頼すると、
 キズを取り切れない状況になってしまうことが多々ある。
 特に、H2のようにφ71mmピストンともなると、ボアサイズも大きいため、
 同じ025OSでも(050⇒075OS時)状況が大きく異なる。
  一方、ヤマハミニの場合は、125ccのAS3でもボアサイズがφ43mmなので、
 025OSで掘り直しても、十分に削りしろがあり、イイ感じの仕上がりになってくるようだ。
 小さなボアだと、そんな面でもある意味有利なのかも知れませんね。
  そんなこんなで、めちゃくちゃ汚れているエンジンを‥‥‥‥


洗浄後、シリンダーヘッドを分解し、ピストンを取り出して状況確認すると、
想像以上に磨耗していることが判明‥‥‥‥。

 当初はピストンリングだけ交換してどうにかしてみよう!? 
なんて思いましたが、ピストンクリアランスも大きくなっていたので、
オーバーサイズピストンを組み込むことにしました。
欠品部品を見つけるのは大変な作業ですが、ヤマハツインでクラシックレースにエントリーしていた
友人に電話を入れたらビンゴ!! 偶然にもAS3用025オーバーサイズキットを持っていて、
助かりました!! 本当にありがとうございました。


 また、腰上を分解したときにイヤな雰囲気を感じてしまった。
コンロッドやベアリングには特にダメージはありませんでしたが、
左右割りクランクケースを合体する部分のラビリンスシール上にセットされるブロックの様子が‥‥‥‥ 
この段階では、見て見ぬ振りしながら最善をつくしつつ、
前進しようと思いました。しかし‥‥‥‥!!!!!!!!!
このあたりの詳細は、後日詳しくリポートします。

 そんなこんなで、腰上に関しては完璧な状況を確保。数歩前進数歩後退!?的な
状況となっておりますが、果たしてどうなることやら‥‥



↑角型の漬物樽+灯油でジャブジャブ洗ってしまうのが僕流です。


↑ピストンリングの合口寸法を確認したら、何と2mm!!!!! ガ?ン!! お話にならない状況でした?。


↑絶大なる信頼を寄せている 「井上ボーリング」 にて「プラトーホーニング」で依頼したピストン&シリンダー。ピストンクリアランスは30?35/1000mmで指定した。素晴らしい仕上がりに大満足!!


↑量産ピストンのスカート切り欠き部分(掃気ポート用)には切削加工時のバリが数多く残っているので、オイルストン&サンドペーパーで研いで面取りする。この年代のヤマハ製ピストンはバリが凄いです。



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