モトメンテナンス編集部ブログ-バイクのことならバイクブロス

post : 2009年01月04日  comments (2)

北海道から長野を経由してきたと思われる私のAS90。
当初はクランクケース裏からシリンダー、ドライブスプロケット周辺まで
おびただしい量の汚れが堆積していました。
それはオイル+泥汚れでグリスのようになっていて、パーツクリーナーや
灯油ではまったく落ちる気配もなく、鉄板やアルミの地肌に達するまでは
ひたすたスクレーパーで削り落とす作業を要求するものでした。

隔壁で仕切られたフライホイール側は比較的きれいですが、スプロケットまわりはあまりにもヒドイ。で、こんな感じでクランクケース裏側も汚れがビッチリだったわけです。オイルの飛沫に砂や泥が着いたというより、こってり擦りつけたようなイメージです。

それほど酷い汚れが付着してきた理由を考えれば、まず第一に
クランクケースやシリンダーからイイ感じでオイルが滴っていたというのが
順当なところでしょう。
たっぷり積もった汚れを落としたら、クランクケースにヒビが……という
最悪の展開も覚悟していたのですが、意外にも姿を見せたクランクケースや
シリンダー周辺にそれらしい跡はありません。というより、汚れでコーティングされていた部分は、ずっと露出していたところよりも表面がきれいなぐらいです。
ドライブスプロケット周辺も、猛烈なオイルコーティング状態で
スプロケ自体が手裏剣状に鋭く尖りつつある以外は、チェーンでケースが
削られたり、叩かれて割れたりしている場所はありません。

まあ、これだけの汚れが着いたチェーンを回せば、スプロケットも摩耗しますよね。ドライブシャフトのオイルシールがダメなのかとも思いましたが、これは大丈夫でした。ちなみにチェーンは428サイズで、スプロケットはK90用としてスズキ純正が入手できました。エンジン、フレームとも似た系列のモデルが後年まで残っていたのがラッキー。そのラッキーはこの後も随所で見られます。

さらに不思議なのは、地道に汚れを掻き落とした後は、しまなみに行った後も
年末ツーリングの後も、新たなオイル漏れが発生していないという点です。
しまなみ前のメンテナンス時に「漏れてからでいいや」とクランクケース周辺の
オイルシールを1カ所も交換していないにもかかわらず。
購入時に入っていたミッションオイルの分量も適度なレベルだったし
オイルポンプ周辺もまったくもってお漏らしの様子はなかったので
じゃあこのコッテコテの油汚れは何だったのか? という感じです。
まさか北海道の融雪剤でやられないように、下まわり全体にグリスを
塗ってあったとか? 解せないんですが、漏れてないからまあいいか。

コメント一覧

MOTOさん

01月06日(Tue)

22時27分

う?ん、基地の単車も来た当時はみんなこんなんばっかりです。
思うに、前オーナーが真面目に「チェーンは500km毎に給油をし...」を実践した証なのかと。
スラッジをこそぎ落として、完全脱脂が完了したドライブスプロケ周辺に新車当時の金属光沢を見つけ、タバコを一服♪

ある意味、好きもんには堪らないひと時でもありますなぁ。

モトメンテ栗田さん

01月07日(Wed)

23時37分

ご無沙汰してますMOTOサマ。
貴殿の基地に収納されている、驚異的に美しく磨き上げられた数々のバイクを見ると、こんなドロまみれな時期があったとは思えませんが、やっぱり地道な作業をされてるんですね。
これにへこたれず、さらに地道に磨きたいと思いま?す。


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