モトメンテナンス編集部ブログ-バイクのことならバイクブロス

post : 2008年12月31日  comments (0)

 たぶん原因はバッテリーのご臨終だと思いつつ、無条件で交換できないあきらめの悪さから、ゴルフからセルモータASSYを外します。「外します」と簡単にいうものの、セルモータをシリンダーブロックに固定するボルトはエンジンマウントを貫通しているため、ボルトを緩めるにつれてエンジンが下がってしまい、そのままでは抜けません。ということで、ミッションケースの下側にクルマ用のパンタグラフジャッキで支えて高さを合わせて、狭い空間に手とレンチを突っ込んで作業します。やっぱり、バッテリーを交換した方がラクだった、と後悔しつつ……。

ゴルフの場合、セルモータをクランクケースに固定するボルトでエンジン本体とエンジンマウントをつないでいます。ボルトを緩めるとエンジンが下がって回りづらくなりますが、それを無視して抜いてしまうとエンジンが落ちます(実際には後方2点のマウントが支えますが、3cmほどずっこけます)。だからこのボルトを抜く前には、エンジン裏側を支えます。

 やっとのことで取り外したセルモータは17年、16万?の年季を感じさせるくたびれぶりですが、ベアリングやアーマチュア自体にガタはないようです。ただ、ケース内は摩耗したブラシによるカーボン粉が山盛りで、パーツクリーナーを吹きまくります。そんなわけで、真っ黒けの手でカメラを持つことができず、ダサいことに写真も撮れていません。というか、セルモータの分解作業に専念しすぎて、写真はすっかりおざなりになっておりました。だって、筒状のケースの想定外の部分からカバーが外れたり、電気を供給するコンミテータに接する4つのブラシがビョ?ン! と飛び出してしまったりで、「これってイジり壊しのパターンなのかっ!!」という状況だったんですもの。

とりあえず、大分解大惨劇になる前の1カット。こんなクリップでアーマチュアの位置決めをしていて平気なのか? 17年平気だったのだから、たぶん大丈夫なんでしょう。

 そんな動転した状況ながら各部を観察すると、ベアリングもスムーズですし、ブラシの残量も致命的じゃなさそう。セル分解のお約束として、ピックツールを使ってコンミテータのスリット部分に溜まったカーボン粉を清掃したら、それでオシマイという感じです。バイク用のセルモータなら、単品でバッテリーを直結して回転確認をしますが、ビビリ性の私はモーターの起動トルクが怖くて回転確認ナシでシリンダーブロックに装着。それじゃあ意味ナイじゃんと言われそうですが、暴れ出したセルモータで骨折、なんて展開は年末には相応しくありません。というか、そうなったらその時点でクルマの処分命令が出るのは確実ですから、できません。
 
 期待を込めて、見かけ上フル充電状態のバッテリーをつないでいざ始動! といきますが、やっぱりダメ。レジアスのバッテリーをつなげば難なくエンジンはかかります。実質3時間ほどの格闘の末、あきらめの悪い私もようやく納得しました。「これはバッテリーがダメなんだ」と。クルマのサイズのわりに容量の大きな(だから値段も高い)バッテリーをネットオークションでポチッとやって、送られてきた新品を念のために一晩補充電して車体に積み、これでどうだ! とイグニッションキーを回そうとしたら……。気分的にはキーがONポジションに到達する前からセルが超勢いよく回転してあっさり始動。な、やっぱバッテリーだったろ、と虚しく納得。無為な抵抗はすべきではありませんね。

ポチッとやって到着

ハイ、積みました。

 というわけで、新品バッテリーで元気が良くなってしまったことで、当然ながらこのまま処分することはできず、ユーザー車検に持ち込みます。今年はレジアス、スポーツスターに続いて3度目の車検ですが、2年前からほとんどノーメンテ、ノー調整だったにもかかわらず、あっけないほどの1発クリア。なんなんだこれは、と半笑いで帰宅する途中、ハンドル据え切りで“キュキュキュキュ?”と耳障りなスリップ音が。久々に動かしたせいで、パワステのポンプベルトが滑っているみたいです。家族は乗ってくれませんが、もうしばらく付き合うとしましょうか。

歴代モデルのなかで、軽量で広く、パワーも十分な高バランス(だと思っている)ゴルフ?。といっても?と?には乗ったことがなく、?と?もチョイ乗りだけなので、あくまで主観です。

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