バイクブロス・マガジンズ編集部ブログ-バイクのことならバイクブロス

post : 2010年08月27日  comments (2)


良くも悪くも注目モデルの実態を赤裸々にレポートしてしまおうという長期インプレ「もしも●●に乗れたなら!?」シリーズ。3台目のテスト車輌としてホンダさんの「スーパーカブ110」に乗りはじめたまでは良かったのですが、慣れないシーソー式シフトペダルに大苦戦。相変わらず、意識していないとタイヤをキュッキュッいわせてしまう日々が続いています。

とは言うものの、ユルーい走りばかりではテストにならないと、ついに殺伐とした通勤ラッシュにスーパーカブ110でデビューすることを決意。ここまでが前回までのオハナシでした。果たして、スーパーカブ110と私は片道45キロの過酷な通勤ルートで生き残ることができたのか。今回は通勤ルートでの走りにフォーカスしたレポートをお届けします。



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【深夜の帰路は快適】
ということで殺伐とした通勤時間帯を片道45キロ、もちろんオール一般道という過酷な通勤ルートに飛び込む覚悟を決めたワタクシ。ある晩、我が通勤スペシャルのマジェスティCを会社に放置して、スーパーカブ110でトコトコと水道橋を出発したのでございます。

ところがですよ! 交通量が激減する深夜ともなれば、日中は混み合うメジャー国道もガラガラ。あのJR新宿駅付近ですらものの数分で通過できてしまうのですから快適そのもの。「こりゃ、毎日スーパーカブ110で通勤してもイイかも…」と思ったぐらい。で、空いている国道でスーパーカブ110の何がそんなに良いのかというと、それは速さ。さすがにマニュアルミッションだけあって、スクーターのようなモッサリ感は皆無。キビキビとスタートして、スッと交通の流れにのることができます。


以前試乗して「元気いいなぁ」と感じたPCX(124cc)に匹敵するぐらい速いと感じたので、スペックを確認してみると、PCXの最大出力11.5PS/8,500rpm、最大トルク12N・m/6,000rpmに対して、スーパーカブ110(109cc)は、8.2PS/7,500rpm、8.4N・m/5,500rpm。パワー、トルクとも排気量なりに不利なスーパーカブ110ですが、その代わり車輌重量はPCXの126kgに対して93kg。原付2種クラスのエンジンに対して33kgの重量差はやはり大きいという印象です。軽さゆえにハンドルバーに妙な力を入れてしまのはご法度ですが、逆に肩の力が抜けていればハンドリングもなかなかスポーティ。さすがテレスコピックフォークの110という印象です。


一方、ちょっと気になったのがシートの狭さ。身長179センチの私が乗ると、シート後端に沿うように伸びたキャリアのバーにお尻が当たってしまいます。まあ、痛くはないのでOKなんですが、気になる人は気になるかも…という感じです。


【激しい混雑の中では…】
さてさて、翌朝はいよいよスーパーカブ110でラッシュアワーの国道に突入。安全上オススメしませんが、やはり45キロの道のりとなると、要所要所ではすり抜けをしなくてはやってられません。ということでスルスルと車の間を走ってみたのですが、これがなかなかスバラシイ。大型バイクと同等の17インチホイールに細いタイヤを履いているため、路面のアンジュレーションというかウネリ、そして悪条件にめっぽう強い。路面の継ぎ目や砂、石を乗り越えてもハンドルが不意に取られてフラつくこともない。エンジンを中心とした重心が低いので、惰性でスーッと前進してもピッと安定している車体。道路環境の悪い国も含めて、スーパーカブが世界中で愛されていることが、こんな部分からも理解できました。また、シフトでは苦労しているワタクシですが、低速走行で多用するリアブレーキに関しては大型バイクと同じ右足操作なので、実に使いやすいと感じたのでした。しかもドラム式のリアブレーキが実に従順。シンプルな構造ですが制動力・コントロール性ともに私好みだったので、思わずニヤリとしてしまったほど。


一方、ステーが長いミラーはちょっと邪魔。もう少しミラー幅が狭いといいのに…と感じました。また、混雑の中でキビキビと走ろうとすると、やはり私にはあのミッションが使いづらい。相変わらずシフトダウンではミスを連発で、ギアが入っていなかったり、クラッチが繋がるタイミングと合わなかったり…。変速に関してはやはり練習が必要だと感じたのでした。ミッションに節度が足りないのは、耐久性重視の宿命なのかもしれませんね。


さてさて、そうこうしながら会社に向った私ですが、やはり会社には遅刻してしまいました(テヘへ)。45キロの道のりを1時間40分かけて出社。激混みラッシュアワーのオール一般道としては極端に遅いタイムでもないと思いますが、やはり私ならこういう状況ではスクーターを選ぶと思います。まあ、もっと練習しろってハナシですが、やはり混雑した国道を淡々と走るのであれば、オートマチックの方が圧倒的にラク。ツルシの状態で携行品も収納できるし、スクーターの方が長距離通勤バイクとしては私の好みだと感じたのでした。


【その他モロモロ】
ということでカブ通勤を体験した私ですが、今回のテスト中に気付いたモロモロもご報告しておきましょう。まず燃費ですが、実はまだ計測できていません。理由は簡単で、燃費が良すぎて1タンク使いきってないから。かなり走っても燃料計の針が微動だにしないところをみると、期待通りの良好な燃費を記録しそうな予感です。そうそう、テストを開始してちょっと不安になったのがこの標識です。


アンダーパスやオーバーパスの入り口付近で見かけるヤツですが、コレがある道路をスパーカブ110で通って良いのか否か…。実はコレ、初日の帰路で気付いたのですが、余りに不安だったので(深い事情アリ)路肩にちょっと停車してしばし他の原付2種の動きを観察。すると皆さんバンバン入っていくので、私もようやく「走ってイイんだ」と確信した次第。自宅で調べても通行可とのことでした。道路標識や車輌を対象とする法律が複数あるからとは言え、ヤヤコシイわい!と言いたくなりますねぇ。ちなみに道路標識は道路交通法に基づいているため、このような答えとなるそうです。意外な盲点でした。


【次回はいよいよツーリングに】
スーパーカブ110で帰宅したら、嫁さんが食いついたのにもビックリ。ホンダさんからの借り物なので走りはしませんでしたが、一応大型バイクに乗っている嫁は跨って大喜び。どうも、あのデザインが「カワイイ」と思うらしいのですが…。靴を傷めないシーソー式シフトペダルも好印象らしく、以来「カブが欲しい」を連発しております。ということで、最後にどーでも良いことをご報告しつつ今回は終了。次回はいよいよスーパーカブ110のツーリングマシンとしてのポテンシャルにフォーカスします。お楽しみに!

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コメント一覧

takatakaさん

08月28日(Sat)

17時10分

カブ110の記事以上に気になったのは標識の話題。気になって検索してみました。都内には原付(50cc以下)通行禁止のところが何箇所かあるみたいですね。補助標識との組み合わせはなかなか分かり難い感じです。
この件での特集記事があったら読んでみたいところです。

試乗担当ナベさん

08月28日(Sat)

22時24分

takatakaさん、コメントありがとうございます。

そうなんですよね?。普段自分と関係ない標識はあまり意識することがないですが、こうしてテストで小さい排気量のバイクに乗るといきなり「ハテ?」となってしまいます。たまには標識の復習もしなくてはなりませんね(笑)


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