絶版バイクス編集部ブログ-バイクのことならバイクブロス

post : 2008年12月18日  comments (0)



一昨日発売になりましたモトメンテ本誌81号にて詳細をリポートしていますが、
以前から懸案だった「クラッチ周りの症状」が大幅に改善され、さらにこの時期の冷たい空気とあいまって、
最近のH2-Aロケットマッハ号は絶好調!! 気持ち良く走ることができています?

実は、先日(とはいっても10月初旬のある日)、久々にロケット号を走らせたときに、今ひとつ調子がよろしくなく感じた。
田舎道を飛ばしているときに、妙に中速域で回転が重く感じたのだ。それは明らかにガスが濃い症状だ。
カブってレスポンスしないまではいかないものの、明らかに濃い感じ…… 何故だろう??? 
と考えていたときに、思い出しました。それは…………

シフトアップ製ピストンに交換して、しばらくナラシのような!? 運転をしていたときに、高速道路を走る機会があった。
そのときに「何か起こってはいけない!?」と考え、あらかじめジェットニードルのクリップ位置を変更していたのだ。
高速走行で全開にすることは無いにしても、スロットルの開け閉め時に影響するニードルクリップの位置を
標準よりも1段下にして、ガスを濃くする策を施していたのだ。高速道路を100km/h+αのパーシャル走行時に
影響するのがこのニードルで、例えばガスが薄過ぎるとノッキング症状を起こしてしまう。
以前、キャブセッティングの方向性を調べるために、標準セッティングから多少振って確認走行したことがあったが、
このクリップ位置の違いでノッキングが発生したり発生しやすかったり、
一方で、何事も無く気持ち良く走れた結果を得ていた。2スト大排気量モデルはかなりシビアですね?
そんな経験を踏まえ、さらに「初高速試走」ということもあったので、ニードルのクリップ位置を変更し、
若干濃くする=ピストンを冷やそうと考え変更。実は、そのまま走っていたのだ。
早速、ニードルのクリップ位置を元通りの標準=上から2段目に変更し、再度試運転。田舎道をそれなりにカッ飛ばし、
10数キロ走って走行前にクリーンナップしていたスパークプラグを見るとこんな感じでした。

走行中の印象としては、アイドリングは至極安定。極低速域でクラッチミートしても、
エンストしたりモゴ付いたりすることなく力強く走り出してくれる。多少ラフなクラッチ操作をしても不安無い感じになった。
オーバーサイズピストンを組み込む以前のスカスカクリアランス(メカノイズも特大でした)の頃とは、
比較にならない乗りやすさであり、シャクリ感も減っている。
このズ太いトルク感とラフなクラッチ操作に対するレスポンスの良さは、KA系500SSとは大きく異なる部分で、
さすがナナハンって感じ。ジェットニードルのクリップ位置を戻したことで、明らかに中速域での走りが軽やかになり、
重っタルさも感じられなくなった。
おそらくトータルで見たときのセッティングは、現状で決して悪くはないものの、
プラグの焼け具合を見る限りでは、まだいじってみたい印象はある。
一般道走行であることを考慮したとしても、メインジェットをあと1ランク絞って走ってみたい感じがするので、
現状のメインジェット数値を確認して、時間があるときに2.5番絞ってみようと思います。

モトメンテ81号の連載コーナーでもリポートしましたが、FCC製クラッチキットに交換したことで、
冷間時にもクラッチの切れが良く、完全暖気前に滑りがちだった症状もすべて改善された。
エンジン始動直後にローギヤにシフトしても、エンジン回転がガクッと落ちてしまうことなく、
クラッチがしっかり切れている様子を感じられるようになった。この改善はとても大きな成果ですね。
クラッチディスクの交換と同時に、ニューテック製NC51/0W-30オイルを使ったことも大きく影響していると思う。
かなり低粘度オイルながら、クラッチミート時の衝撃も少なく、操作感は快適そのもの。
懸念していたオイル滲みも今のところ発生していない様子だ(クラッチカバーを復元する前に
定盤でパッキン面を擦り合わせしたことも効果的だった感じ!?)。クラッチフィーリングに懸念がある方は、
まずはオイル交換を試してみるのも名案ですね。

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