絶版バイクス編集部ブログ-バイクのことならバイクブロス

post : 2008年06月23日  comments (6)

梅雨らしいといえばそれまでですが、雨が続きますね。なかなかバイクに乗ることも出来ないと悶々としてしまいます。関東地方も例に漏れず週末のお天気はイマイチでした。部屋の中でボーっとするならバイクでも磨くか!ふと思い立ち、作業を開始することに。

用意したのはコレ↓



僕の愛車のキャブカバーです。車種はなんだか分かります?(答えはブログの最後にて)最近中古品を手に入れたのですが、余りにも汚いので(もちろん承知の上で買いましたヨ)ちょっと綺麗にしてみようかと。


アルミダイカストのカバー表面は、黒い純正塗装もまだらに剥がれてしまっており、全体にまんべんなく傷が入っています。うーん結構メンドくさそう・・・。では裏側は?



思ったより汚れてはいませんが、若干油ギッシュな汚れが付着しています。ってことでKURE556と適当なブラシを用意。556をプシューとやりながらゴシゴシ磨きます。

磨く前の準備だし?と軽く考えていた洗浄でしたが、甘かった。最初は「軽く落ちるだろう」と思ってた裏側の汚れ。油ギッシュなこの黒い塊の正体はガソリンと2ストオイルと泥が適度にミックスされたモノのようでした。オエェ???っっ。落ちるどころかブラシでこするたびに汚れが広がっていきます・・・。大まかな汚れは先にスクレーパーで落としてしまうべきだった、そう気が付いたのはKURE556を大量にぶっ掛けてしまった後でした。結局予想以上の556を消費してようやく裏側は綺麗になりました。汚れを落とす前には、どんな汚れかちゃんとチェックすれば良かったです。

裏面と表の汚れを落としたら、気を取り直して磨きに入ります。用意した道具はコレ。↓



ラビングコンパウンド、マザーズコンパウンド、99工房の補修用サンドペーパーセット、そしてモデラーの必需品、タミヤフィニッシングペーパー。この時点でお気付きの方も多いとは思いますが、今回の磨きは手でやります!というか、僕は電動工具の類を一切持っていません・・・。イヤ、もちろん電動ドリルとかグラインダーとかは欲しいですよ、でもいざ買うとなるとね、お金も必要ですから・・・。それに、急に「磨こう!」と思い立ったから突発的な出費として電動工具を購入、というのは正直イタイわけでして。

ま、今回はひたすら手で頑張って、来月か再来月のお給料で電動ドリルを買うことにします。「手で苦労してこそ電動工具のありがたみが分かるんだ!」といつもの言い訳をしながらシコシコと磨きます。

普段利用しているオイル受けにキャブカバーを入れて、そこに水を張り水研ぎをスタート。サンドペーパーは#160からスタートし、#320→#600と徐々に目を細かくしていきます。研ぎ汁?を幾度となく交換しながら、ひたすらシコシコと磨きます。(使用した99工房のヤスリセットは小物の磨きには使いきれる丁度良い枚数でした)#160のサンドペーパーでは黒い塗装と大きな傷を削ることに専念。#320では#160で付けた磨き傷を消すことに集中。そして#600で表面をキレイにさらう、そんなイメージで磨きました。

と写真の貼れるブログなのになぜか文章で説明していますが、僕はあまりに熱中しすぎて経過写真を撮り忘れていました・・・。す、すいません。

サンドペーパーで大まかにキレイにしたあと、ラビングコンパウンドで磨き始めたんですが、拭きあげてビックリ!傷が増えてます!!どうやら僕が使っていたのは「粗用」だったようで、せっかく#600のサンドペーパーで磨いた面に傷を付けてしまっていました・・・。アホやなぁ??。ってことでコンパウンドはマザーズにスイッチ。今度は大丈夫です。マザーズの白いペーストが黒くなり、指先に熱を感じてきたところで更に頑張ってこすると、磨いた部分はみるみるキレイになっていきました。

これを各面で根気良く続けてやっとカバーは「なんとなく」鏡のようになりました。
やっぱり途中に写真がないので唐突な感じは否めませんが、完成写真です。↓



どうですか!この輝き!ケータイの写真のためか?輝きは2割ほどダウンしてますが、そこそこキレイになりましたよ!ただよーく見ると最初に#160でガリガリやり過ぎた傷をとりきれていません。早く仕上げに入りたくて#320でのペーパーがけを適当にやってしまったことが敗因ですね。磨きマニアや磨きの達人の方からすれば、「全然くすんどるやないかっ!」と怒られそうですが、ひたすら水研ぎを続けて手はふやけちゃうし、コンパウンドでゴシゴシやって指は痛くなるし、慣れない作業に4時間も費やしたため、もう指が限界でした・・・。なので仕上がりも「なんとなく鏡面」な感じなのです。

もちろん残っている傷はもう一度磨いて取る予定です。結局今回はタミヤのフィニッシングペーパーも使ってないし・・・。
このカバーですが、車体への組み付け前にはシルバーに塗装するので、下地処理を意識しながら次回リベンジします。またカバー取り付け穴付近の細かいところが磨ききれていません。ドライバーの先にサンドペーパーを巻いたり、手持ちの道具で工夫はしてみたものの、うまくいきませんでした。やっぱり細かい所はリューターがあると便利だな?。ここも次回リベンジですね。人力作業でどこまでやれるかな?。



ではここで最初のクイズの答えです。簡単でしたかね?このカバーを使用する車種はカワサキF8-250TR(バイソン)です。入手したカバーは黒塗装でしたから、おそらく350TRビッグホーンの後期型、F5B用でしょう。基本的に同じケースですからF8にもちゃんとフィッティングできました。


そうそう、フィッティング前にデイトナ製オイルストーンでケース合わせ面の面出しも行いました。



オイルストーンは今まで持っていなかったんですが、モト・メンテナンスの撮影で初めて使ったときに「これは持ってなきゃダメだ!」と思いソッコーで買い求めたアイテムです。スクレーパーで張り付いたパッキンを落としてからジャコジャコ面出しすると、ものすごくキレイに面が出ます。気分的にはフライスで面研した感じ(あくまで気分)。いろんな使い方も出来ますから、持っていない方一度使ってみてはいかがですか?


まだまだ梅雨明けまで長いですけど、雨が降っても時間は同じように過ぎていきます。だったらそれを利用して「雨が降るたびにバイクがキレイになっていく」をコンセプトにバイク磨きに励もうと思います。


コメント一覧

研磨屋さん

06月24日(Tue)

15時51分

4時間有れば車で佐野行って美味しいラーメン食べれちゃうじゃないですか?、でも苦労して磨くのも楽しいんですよね?


つちやまさん

06月24日(Tue)

18時20分

研磨屋さん、こんにちは。もしかしてお名前の通りプロの方でしょうか?だとしたら、お恥ずかしい限りです。


たしかに4時間あれば楽勝でショートツーリングできちゃいます(笑)。ただ苦労した割にはイマイチなんで、ペーパーがけをやり直そうかなと思っています。果たしてうまくいくでしょうか・・。


ネギケンサノさん

06月24日(Tue)

21時09分

すいません、田口さんの記事と勘違いしてしまっていました(;^ω^A その通り研磨屋でございます

ご自分で磨くことはどんどんやった方が良いと思いますよ!
せっかく業者で磨いても、自分で磨いた経験がないことには、維持も難しいのではと思います
技術的なコツではありませんが、楽をしよう、早く終わらせようとしないことがコツではないでしょうか


つちやまさん

06月25日(Wed)

12時12分

ああ、やっぱり!

>楽をしよう、早く終わらせようとしないことがコツ

ギクッ・・・まさにそこが敗因です。地道にコツコツやらないとダメですね。磨きのプロならではのアドバイスありがとうございます。今日もう一回磨いてみようっと。


たぐちさん

06月25日(Wed)

21時04分

研磨屋様?
勘違いしないで下さいませ?♪
僕だったら、もっと効率良く楽しんでますよ?♪
ところで、昨日もてぎに行った帰りに例の「から揚げ」に寄ったんですが、ナナナント、臨時休業でした‥‥。
梅雨が明けたら、原ツ?しましょ!!


ネギケンサノさん

06月30日(Mon)

17時12分

田口さん
大変失礼しました!
先日、唐揚げ屋さんに行ったら、壁が綺麗になっていてビックリ?!相変わらずそっち方面のラーメンもこそっと行ってますよ?、なぜか私が行くときには、カワサキトリプルに遭遇することが多いです(笑)
原ツ?良いですね!是非お共させて下さいませ!!



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