BMWバイクス編集部ブログ-バイクのことならバイクブロス

post : 2009年09月25日  comments (2)

先ほど、バージンBMWの掲示板を見ていたら、BMW純正の燃焼室クレンザーの効果についての質問が掲載されていました。
これについては本誌37号で実際に使用レポートを掲載しました。
なので、詳細はぜひお買い求めの上…というのもなんなので、ダイジェストながらこのブログでも再掲しようと思います。

まずはこちらをご覧ください。


これはR1150R(04年式、25,000km走行)のシリンダー内部を内視鏡にて点検している様子です。
排気バルブのシート周辺にかなりの厚さのカーボン層が確認できます。



一方、こちらはクレンザーを使用した後の同じ排気バルブを撮影したものです。
赤い線で囲んだ部分のカーボンが剥離しているのが確認できます。

このようにBMW正規ディーラーでは、内視鏡を使うことでシリンダーヘッドを分解することなく、プラグを外すだけで燃焼室内部のカーボン堆積状況などを確認することができます。



こちらはクレンザー使用前のピストンヘッド。これは内視鏡ではなく、シリンダーを分解しての点検の様子です。



クレンザー使用後。全体的にカーボン層が薄くなり、部分的にカーボンが剥離して金属面が露出しているのがわかります。


このときのテストでは、燃焼室クレンザーを規定量注入、約1,000kmを走行した後にクレンザーの効果を確認しました。
クレンザーの使用にあたっては、「エンジンに最大負荷を加える」とされていますが、たとえばタンデムや積載、または坂道などは負荷のかかる場面ですので、そうした状況を作ることで速度超過の不安を減らすことができます。
モトラッド京葉の山下メカニックによれば、「エンジンの力を出しながら、燃料を食わせていく、というイメージですね。いつもよりひとつ低いギヤでの走行で、4?6,000rpmくらいを使うとより効果的でしょう」とのことです。

ちなみに、このテストに使用した車両のカーボン堆積状況では、一般的な公道走行では支障はないとのことでした。
また、クレンザーは1?2本の使用で効果が表れますが、給油3?4回に1回使用するとより効果的だそうです。
なお、混合比は1:200で10Lのガソリンに対して50mlとなりますが、混合比が多少高めになっても害はないそうです。
しかしながらゴム系パーツへの攻撃性もあるため、クレンザーを混入したガソリンは使いきるように心がけたほうがいいでしょう。

なので、高速道路を使いつつ、荷物を積み、山道を走るツーリングなどの際に使うのがもっとも効果的といえるかもしれません。
通勤で市街地走行することが多く、低回転を使いがちな方はお試しの価値ありだと思います。
カーボンはバルブ欠損などのトラブルの原因といもいわれていますから、はやめの予防でトラブルを未然に防ぎたいところですね。


●燃焼室クレンザー(250ml/1750円)

コメント一覧

R259乗りさん

09月28日(Mon)

10時33分

クレンザーの効果報告をありがとうございます。
私も、排気バルブのカーボン除去対策には興味がありますので、バックナンバーを購入して内容を確認しますね。

ただ、このブログを読んだだけだと、少し気になることが‥
この効果は本当にクレンザーによるものなのでしょうか?
クレンザーを注入しなくても、高回転高負荷によりカーボンの剥離は考えられませんか?
そのため、クレンザー注入群と、注入しない群との比較が必要だと思います。
また、クレンザーだけでなく他の類似製品との比較も行ってくれると助かります。
私は、フューエルワンを定期的に注入してますし、他メーカーの添加剤を使用されている方も多くいらっしゃると推察されます。

カーボン除去による排気バルブの欠損防止(推察)は、私だけでなく、多くの方々が興味をお持ちになられている内容だと思います。
効果の検証をすることは大変な労力を伴います。
ただ1回の症例報告だけで結論を出すのではなく、粘り強く多数の症例の結果報告を望みます。

そもそも、この問題は、普通(低回転での使用を含む)に乗ったら調子が悪くなる?といった製品の特性に由来するものです。
こういった場合は、使用者側からではなく、販売者側からの積極的な対策をお願いしたいものです。

ヤマシタ@BMW BIKESさん

09月29日(Tue)

23時04分

>R259乗りさん
ご指摘のとおり、高回転・高負荷によるカーボン剥離の可能性も否定はできません。
厳密にするならば、クレンザーの有無による同時検証や、それらを数回繰り替えすことが必要になってきます。
それを踏まえれば、これは検証というよりは実例のひとつとしてとらえてもらえれば幸いです。

また、カーボン堆積についてはR259エンジンの特性というよりは、内燃機関の特性といえます。
これについては本誌37号の記事でも触れ、空冷エンジンのメカニズムについての解説記事を併載してます。


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