BMW Motorrad による安全性を追求した機動性に優れたスクーター・タイプのシティ・コミューター。生産はイタリアで行い、F650由来のシングル・エンジンを搭載。アクシデント時の衝撃に対して自動車のような安全性能を備え、欧州各国では自動車の部類としてヘルメットの着用は義務付けられていない。肩の高さまであるサイドバンパーや衝撃吸収フロントフェンダー、高鋼性のアルミニウム製ルーフ・フレームによって自動車並みのセイフティ空間を実現。そのぶん重心が高くなっているので操作には慣れが必要。シートに座るライダーはこの空間に包み込まれるような乗車姿勢となり、４点式ツイン・シートベルトによって身体はしっかりと固定され、たとえ横転しても一般的なスクーターとは比較にならないほど受けるダメージは軽減される。ワイパー付ウィンドウスクリーンは悪天候からライダーを保護し、後部キャリアスペースには各種オプションの装着によってさまざまな積載・収納スペースを選択可能で、もちろんパッセンジャーを乗せるためのタンデムシートも揃う。C1にはベーシック・バージョン、ファミリーフレンド・バージョン、そしてエグゼクティブ・バージョンの３タイプがあり、また排気量200ccのC1 200も同時に生産された。日本では道路交通法の規定により、いかに安全性を考慮した乗り物とは言え、スクーター等の二輪車に類するC1に乗車する際はヘルメットの着用が義務付けられている。また、正規輸入販売されることなく生産は終了している。
「C1 125」のグレード： C1 125
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