1994年に最初のスポーツ・ツアラーとして登場し、すでに新たな基準を確立したBMW Motorad の中核モデルであるR1100RSのアップデート・モデル。エルゴノミクス(人間工学)に基づくスタイリングは先代と大きく変更することもなく、見た目の違いは調整可能な新型ウィンドスクリーンがその面積を30%増とし、前後ホイールにはアルミニウム製5本ダブルスポークを採用、ハーフフェアリング仕様は無く、フルフェアリング仕様のみとなる。1150ボクサーへと世代交代する中では最後発モデル。R1150RSは、過去世界中のバイク乗りに衝撃を与え、モーターサイクル界に革命的な存在をアピールしたR100RSの称号をR1100RSを経て継承し、最新のテクノロジーを備えてスポーツ性能、俊敏性、ツーリング特性、そして安全性を高次元でバランスさせた「究極のライディング・マシン」と言える。2003年には燃焼効率向上・環境性能に配慮し、デュアルスパーク・エンジンに。