バイクSNS バイクブロス・コミュニティ-ツーリングやカスタムレポート

娘と能登へお泊りツー〜その2

北陸エリア(石川県) カテゴリ:自然
2016-10-26 23:19:05 走行日:2016-10-22〜2016-10-23
グー!(62)

能登ツーの二日目は、窓からの明かりで目が覚めた。
朝食は7時半と遅めにお願いしてあったので、ちょっとゆっくり起きる。

食事ができるまで海を見に行った。と言っても、実はこのライダーズハウスは海の際に建っている。
昨夜食事をしたカフェの扉を開けると、目の前の防波堤の向こうに海が広がっていた。
のぞき込むと、透明度が高く澄んだ水。どんよりとした空が残念だが、少しの間だけ顔を出した太陽を反射してキラキラ。
朝食はパンかご飯を選べるが、2人ともパンをチョイス。焼きたてのトーストにボリューム満点のおかずとスープ。どれも美味しい。

さて、今日の計画を考える。雨雲レーダーを見ると、9時半ごろから雨で雲は次第に南下していく予報。
オーナーが外を見て「新潟と富山は雨が降ってるね」と言う。先ほどまで遠くに新潟が霞んで見えていたが、今は雲の中だ。
ここまで来たのなら、やはり輪島には行ってみたい。禄剛崎にも行けるかな。
迷っていても仕方ない。出発しよう。昨夜は寒かったが、雲のお陰で冷え込みはない。

納屋に入れていたので、バイクには露もつかず快適。ただ、引っ張り出すのに入り口の砂利でグラディウスは苦戦した。
娘のトリッカーは120Kg台と軽いので、取り回しは楽々。こういう時は羨ましい。
玄関に並べて記念撮影をしたのち、K35を東へ向かって出発した。ほどなくR249に出たが、この辺りからいきなりの雨。
予報よりも早い降り出しにカッパを着るか迷ったが、小降りになったのでそのまま進む。
雨雲らしい雲がないのになぜ雨が・・と思いつつ、小止みになったので見附島へ向かう。

駐車場には四輪が数台いるのみ。バイクはいない。「今のうちにカッパを着る」と娘が支度をしていると、福井ナンバーのバイクが3台やってきた。
カッパは着ていない。見附島の方へ歩いて行き、写真を撮ってすぐに出て行った。

私たちも島の方へ。写真を撮って西の空を見ると、明らかに雨雲。ここで少し様子を見ることにした。茶屋があったが、まだ開店前。軒先を借りて雲を見ていると、掃除をしているおばあさんが目に入った。

輪島へ行きたいのですが、あの雲は雨を降らせますか?「輪島? ああ、今雨が降っとるな。ありゃダメだ」
止むでしょうか。「ここもさっきはえらい降っとったが止んだからな。昨日は立山が見えたから、山が見えると雨だ」
昨日、その話を聞きました。氷見や七尾からは見えなかったんですが。「山が見えると景色はええが、雨が降るからええとも言えん」
その後も、この辺りは、若者はみな出て行き、ほとんどが高齢者で冬場は大変なこと、昔は屋根近くまで雪が積もったけれど、最近は1mも積もらなくなったこと、おばあさんの東京へ出て行ったお子さん達の話など、雲行きを眺めながら伺い、北の空が明るくなってきたのを機にお暇した。

風が強くなってきたので、娘はカッパのまま出発。ちなみに、私の冬装備はすべて防水のためカッパは着ていない。
読みが当たり、路面は濡れいていたが、雨はない。海岸沿いに走り、珠洲市の道の駅『すずなり』へ。スタンプを押すと、塩サイダーが割引になるクーポンが付いていたので記念に購入。
娘はソフトクリームを買い、ベンチで食べているとおじいさんが声をかけてきた。
「寒いのに、よう食べるなぁ」
その後、「能登を回るならこの地図がいい」と置いてあった観光マップを幾つか下さり、「この道をまっすぐ行って、半島を回ってR249で戻ってくると丁度60Km、トライアスロンのコースだ」と説明してくれた。なるほど。

お礼を言って道の駅を後にする。K12からK28へ。途中に七輪の里 珪藻土資料館があったがスルー。
海岸沿いの道は、車やバイクはもちろん、人も自転車も何もいなくて貸し切り状態。荒波を見ながら快適に進む。岬をショートカットする山道へ入ると『空中展望台』の看板。何だろうと行ってみる。岬に展望台が設けてあり、青の洞窟へ下りて行けるとあったが、入場料がいるのと、時間がかかるのでパスして先を急ぐ。

ほどなく狼煙の町へ入り、道の駅『狼煙』に着いた。禄剛崎灯台への入り口だ。先ずはスタンプを押しに中へ入る。と、「これをどうぞ」とおからドーナツをいただいた。なんだろうと思ったら、スタンプブックに「ドーナツプレゼント」と書いてあった。気前がいいなぁ。
灯台までの道を教えていただき坂を上る。これが結構な急坂で、日ごろの運動不足を痛感した。
能登半島の最先端に到着。
海に向かって矢印看板があり「釜山」「上海」などと書かれているのが面白かった。

半島の北側を走るK28は風が強く、トンネルから出る時は気を付けないと飛ばされそうで、さすがにグラディウスは平気だったが、トリッカーの娘はヒーヒー言っていた。再びR249に合流し、道の駅『すず塩田村』へ。ここの塩を使ったソフトクリームを食べたが、甘味の後に塩味が来て、絶妙な味わいだった。そこへ男性ライダーが一人。同じようにソフトを買っていた。寒くてもライダーがソフトを食べるというのは本当のようだ。

海辺へ下りれるようになっていたので、少し波を眺めてから出発。次の道の駅『千枚田ポケットパーク』は、ちょうど昼時にあたり、観光バスも来ていて結構な人ごみ。さすがにあれこれ食べすぎて、ここでは何も食べず、下の娘へのお土産をゲット。

ふと見ると、店の横で大きな荷物を背負っているおばあさんがいた。大丈夫ですかと、声をかけると、ここで毎日店を開いているという。道を挟んだ向こうの集落まで帰るところだと笑っていた。お元気だなぁ。

千枚田を見に行くと、さきほど塩田村でソフトを食べていた男性ライダーがいたので声をかける。兵庫からソロで、一週間ほどかけて能登半島を回り、帰る途中だという。
一週間か。羨ましい。

さあ、そろそろ本格的に帰らないと遅くなる。『すずなり』で会ったおじいさんは、輪島から半島の西海岸を走る道を勧めてくれたが、さすがにそれは距離があるので、輪島からK1で南へ抜けることにした。道の駅『輪島』でスタンプを押すと、K1を南下。途中からK271へ折れ、道の駅『のと里山空港』をめざす。ここは空港の中にある珍しい道の駅だ。
搭乗ゲートには、のと空港のキャラクター『スカイのっぴー』とマジンガーZがお出迎え。作者の永井豪が輪島の出身で、記念館があると書いてあった。そういえば、どこだったかの道の駅で宣伝していたな。そんなことを思い出しながら、珠洲道路を通ってのと里山街道へ。あとはひたすら帰るのみ。

里山海道は金沢へ向かうが、帰りは東海北陸自動車道を使うことにし、七尾で能越自動車道へ乗り換える。ここは先月も走った道なので迷わずに済んだ。富山県との県境にあったPAで県境の記念写真を撮り、道の駅『万葉の里高岡』へ寄って給油し再び高速道路へ。

山間部を走る東海北陸自動車道は予想通りかなり気温が下がり、越中五箇山で8℃、その後7℃、6℃と下がり、荘川では5℃だった。さすがに寒くなりPAで休憩。トリッカーは100Km/hを越えると走りづらいと言うので、いつもよりペースを落として走行していたため予定より遅くなったが、安全第一。
最後は美濃加茂SAで夕食を食べ、9時過ぎ、無事に帰宅した。

今回も、無事故無違反、無転倒でした。


走行距離 約920Km
燃費 27.9km/L(4回の平均)
本日のレギュラーガソリン
118円/L(金沢市) 、 127円/L(珠洲市)、118円/L(高岡市)、113円/L(愛知)


それにしても、グラディウスと同じ距離を走った娘とトリッカーはスゴイと改めて思いました。

ライダーズハウスと海

左上)ライダーズハウスの納屋

左下)中はこんな感じです。雨が降っても大丈夫

右上)すぐ裏が海でした。BGMは波の音・・・

右下)太陽が顔を出すと、海がとても綺麗です

オーナーと記念撮影

明るくて元気でパワフルで、料理も上手な素敵なオーナー。大場小都美さん

能登を訪れる時は、ぜひ行ってみてくださいね。

軍艦島こと見附島

何とも言えない空模様。

写っていませんが、この左の方に雨宿りをした茶屋があります。

空中展望台と最北端の海

左上)ランプの館と書いてありましたが、何でしょう?

左下)空中展望台 ここから青の洞窟へ下りて行けるそうです。

右上)海岸沿いで

右下)禄剛崎灯台から眺めた日本海。心眼で釜山が見えますか?

道の駅『すず塩田村』

左上)道の駅の全景

左下)バイクを入れて

右上)塩田が見えます

右下)浜へ下りて波打ち際へ行ってみました。
 岩が滑る〜

白米の千枚田

白米が取れるという意味ではなく、白米は地名です。
今の時期は、こんな感じ。一番絵にならないかも・・・

夜はライトアップされているそうです。

道の駅『千枚田ポケットパーク』で出会ったおばあちゃん

この大きな荷物を担いで、毎日ここで店を開いているのだそうです。こういう方にお会いできるのもツーリングの楽しみ、嬉しいですね。
いつまでもお元気で!

道の駅『のと里山空港』

その名の通り、空港の中にあります。

実は、どこにあるのかわからずグルグル回って探しました。

まさか空港のターミナルビルの中にあるとは・・・

県境をまたいで・・・

左:石川県、右:富山県

県をまたげる場所がありましたよ!

今回食べた甘いもの〜

左)道の駅『狼煙』でスタンプを押すともらえるおからドーナツ

中)道の駅『すずなり』のミックスソフト
  ブルーベリーが美味しかったと娘

右)道の駅『すず塩田村』のミルクソフト。ミルクの風味と塩味の絶妙なバランスがグー。なめらかで美味しかった〜


スポット詳細情報

  • 禄剛崎灯台
  • 住所:石川県珠洲市狼煙町イ
  • 駐車:あり

62人がグー!を付けています。

ログイン

会員登録する

注目のタグ

あなたのバイク今いくら?

バイク買取無料一括査定

メーカー:
郵便番号:
郵便番号を検索

PAGE TOP